「快適さ」ということばにはさまざまな意味あいがあります。
たとえばそれは「乗りごこち」や「あつかいやすさ」「デザイン」です。さらには「ここちよい走り」や「安心感」があると思います。そのいくつかはすでに紹介いたしましたが、ここでは「快適さを生みだす機能」という面からとらえて、おもにクルマの基本となるハードウェアがつくりだす「快適さ」について紹介いたします。
(1)個性を生かしながら、ここちよい走りを追求しました
軽自動車は、いたずらに「速さ」や「パワーの大きさ」を競う必要のないクルマであると考えます。ですから、Newトゥデイでは、
「暮らしの中で、使う人の身近で活躍するためにはどのような走りがふさわしいのか」
そして、
「使われ方にふさわしい走りのためには、何をすればいいのか」
という、クルマとしてのあり方から考えた走りの機能にとりくみました。
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エンジン関係でのとりくみ |
Newトゥデイにはほとんど新設計といっていい3気筒12バルブエンジンを搭載しました。その基本的な考え方は「あつかいやすく、頼れるエンジン」というものです。
まず、全車にPGM-FIを採用しました。コンピュータのコントロールによって、信頼性が高まり、燃費がよくなり、トルクも向上しています。さらにバルブ径アップ、吸入排気タイミングやカムプロフィールの最適化などのこまかい見つめ直しによって、静かで力強いエンジンになっています。
燃費面では、ギヤレシオの最適化などクルマ全体での効率アップを含めて、
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Miの | 5MTで22.5km/L |
3ATで18.4km/L |
ポシェットの | 5MTで22.0km/L |
3ATで18.0km/L |
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という、低燃費を実現しています(いずれも10・15モード)。
また、ビートに搭載されたMTREC仕様をベースとして、Newトゥデイでは吸入排気タイミングの最適化などによって低中速重視の味つけをし、あつかいやすさを向上したエンジンも用意しました。レスポンスよく反応する軽快さは「スポーティな走りも楽しみたい」というユーザーの声にこたえるものです。
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