快適さもパフォーマンスのひとつととらえると、目に耳に、体に心地いいバランスのとれた性能が必要でした。 快適さとは、家族ひとりひとりを包むすべてに関わるもの。だから、乗り心地はもとより、クルマの中でいかに気持ちよく会話できるかさえも、大切な要件のひとつとなってきています。そこで、快適さの質を一から見なおし、静けさも徹底して磨きぬきました。

●快適さを基本で支える高剛性ストレートラダーフレーム・モノコックボディ。
快適さの基本となるボディ構造の高剛性化のためにストレートラダーフレームにし、また、ねじり剛性向上のためにクロスメンバーを多用。さらに開口部の強度アップには、レインフォースメントを施し対処。これらを最適化するためコンピュータ解析とさまざまなテストを繰り返してきわめて強固な高剛性モノコックボディを実現。乗る人の快適さを全身で生み出しています。	■ 高剛性 　 ストレートラダーフレーム ・ モノコックボディ

●3列爽快 会話の楽しめる静粛性。

エンジンを床下でなく前方のボンネット内に収めたFF横置レイアウト、各種振動・騒音対策などとあわせ、室内への不快な音の侵入を効果的に防いでいます。また、随所できめ細かい対策も施し、セダン並みの静粛性を実現。どのシートに座っている人ともお互いに快適に会話のできる室内を実現しました。 [静かさのための細かな配慮。低振動・低騒音構造。] ・ ボンネット裏には、インシュレーターを採用し、エンジン放射音を吸音しています。 ・ 液封サイドエンジンマウントとし、エンジン振動やノイズの伝達を抑制しています。 ・ ダッシュボードアッパーパネルに制振材を、ダッシュボードロアーパネルに2重化構造と高密度ダッシュボードインシュレーターの採用により、エンジン透過音を低減しています。 ・ ロードノイズに対しては、フロントフロアに熱硬化樹脂層付メルシート、リアフロアパネルには 厚肉ハイダンピングメルシートを適用し、効果的に低減しています。 ・ サイドパネルからの音の侵入に対し、サイドライニング裏に分厚い吸音材を使用し、 効果的に抑え込んでいます。

■ 厚肉ハイダンピングメルシート

●より運転しやすく快適なパワーステアリング。 エンジン回転数に伴いポンプ流量を変化させ、操舵特性を制御する、回転数感応式のパワーステアリングを採用。据え切り時に軽く中高速時にはしっかりと、なめらかに操舵力を変化させています。さらに剛性の高い中空コラムシャフトにより、アイドル時の振動レベルを低減するとともに、緩衝ラバージョイントを設け走行時の振動を遮断しました。

●広い室内を広い空とつなぐ、電動ダブルサンルーフ。

■電動ダブルサンルーフ ■室内のエアフロー図 ■後席優先ヒーターモードスイッチ

(W・Gタイプにメーカーオプション) フロントには、チルト機構付アウタースライド・ガラスサンルーフを、リアには大型インナースライド・ガラスサンルーフを採用。これまでにない開放感と快適性を味わえます。とくにリアは、ルーフ部に設けたスイッチで、後席からの開閉操作が可能です。開閉作動時は室内開口フランジの手前で一旦停止。さらには、メインスイッチをインストルメントパネルに設定するなど、子供などのいたずらによる事故等のないよう安全性への配慮もしてあります。 ●全席快適空調システム、デュアルエアコン。(W・Gタイプ) 余裕ある大型コンデンサーを採用。フロント・エアコンディショナーとリア・エアコンディショナーによる、デュアルエアコンです。前席から後席まで3列の全員が快適さを得られます。 (リアはクーラー機能のみ) ●後席優先ヒーターモード。(W・Gタイプ) W・Gタイプには後席優先ヒーターモードを設定。フロントとリアのヒーター出口風量をダンパー操作により制御し、効率よく後席に温風を送れます。前席だけでなく2列目、3列目の人も快適にすごせるように配慮しています。

●快適さを守る、高熱線吸収グリーンガラス+プライバシーガラス。(Wタイプ)
■ 高熱線吸収グリーンガラス	フロントガラス、フロントドアガラスに高熱線吸収グリーンガラスを。真夏の熱線を効率よく吸収してエアコン性能の向上に貢献。また、紫外線透過率を大幅にカット(UVカット)するため、日焼け防止効果も発揮します。さらにその他すべてのガラスにはプライバシーガラスを採用。プライバシーを守ります。
■ スイング開閉式サイドガラス	●換気のできるスイング開閉式サイドガラス。 ボディ左側はスライドドアガラス、右側はサイドセンターガラス、クォーターガラス、この3箇所をスイング開閉式のガラス窓としました。後席での換気がワンタッチで素早く行えます。

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