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欲しい時に、欲しい走りができて、ムダがなくエコノミー。あたりまえだからむずかしい、そんなエンジンとサスをめざしました。
ふだんのタウンユースから、時には家族や仲間8人を乗せてのロングドライブまで、生活には広がりがあります。だから走りには、ただ高出力なだけではない、シャープなだけではない、経済性と余裕といった、ふところの深さを求めました。
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家族や荷物をたっぷり乗せて快適に走れる、実用域の高トルクと低燃費、コンパクトなサイズを実現。独創の2.0L
DOHC 16バルブ専用エンジン。 |
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家族が乗るクルマにいちばん求められるのが、スムーズで扱いやすい低中速域での豊かなトルク特性です。ステップ ワゴンは実用域のトルク特性を重視。しかも軽量・コンパクト化を徹底することで、高い動力性能と低燃費を両立しながら、さまざまな状況のなかでストレスのない走りを生みだします。
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4連スリーブブロック:シリンダーブロックを大型化することなくボア径の拡大を可能とした4連スリーブブロックを採用。1.6L並みのエンジンサイズのまま2.0Lの排気量
を実現し、画期的なまでにコンパクトで軽量な高性能エンジンとしました。また、ブラケット類のアルミダイキャスト化、コンプレッサー作動時の省動力化などにより、さらなる軽量
化と抜群の低燃費化を達成しています。 |
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高性能ヘッドガスケット:4連スリーブエンジンに対応して、ストッパー構造の高性能メタルヘッドガスケットを採用。 |
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U字型単管超ロングインテークマニホールド:実用域での動力性能の向上を実現し、スムーズなトルク特性を発揮して動力性能を向上。あわせてU字型とすることでエンジン全長の短縮化を図りビッグキャビンに対応しています。 |
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非線形スロットルドラム:8人乗車時も軽快に走れるよう、アクセル踏み込み量
とスロットル開度の関係を見直して、アクセル踏みはじめのレスポンスをよくしています。
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最適なギアレシオ:エアコン効率向上による負荷の低減、軽量
なボディなどと合わせ、実用域での充分な走りとともに低燃費を達成。 |
2.0L DOHC 16バルブエンジン主要諸元 |
エンジン型式 |
B20B |
エンジン種類・シリンダー数及び配置 |
水冷直列4気筒横置 |
弁機構 |
DOHCベルト駆動 吸気2 排気2 |
総排気量 |
1,972cm3 |
内径×行程 |
84.0mm×89.0mm |
最高出力 (ネット値*) |
125PS/5,500rpm |
最大トルク (ネット値*) |
18.5kgm/4,200rpm |
10・15モード走行燃料消費率(運輸省審査値) |
11.2km/L※1(FF車) |
60km/h定地走行燃料消費率(運輸省届出値) |
17.8km/L(FF車) |
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*はネット値。「ネット」とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものです。
※1 メーカーオプション等により数値は異なります。
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●液封エンジンマウントの採用。
アイドル振動低減に最適な慣性主軸マウントレイアウト。フロント側は、エンジン変位をスパンの広い左右2点のストッパーで規制し,加重を分担させて吸収する構造。リアは、剛性の高いサブフレームにマウント点を設け、ボディへの入力を分散吸収してエンジン振動を効率よく減衰できるよう配置しています。また、サイドマウントに対しては、液体封入式を採用し、低バネ、高減衰化を図り、エンジン振動低減とダンピング性能を確保。乗用車としての走りの質の向上を徹底して追求し、採用しました。
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ステップ ワゴンの走りを逞しくするオートマチック、PROSMATEC
(TYPE II) |
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ローホールド機構付7ポジション※2電子制御4速オートマチックを搭載。ホンダ独創の知的なシフトスケジューリングシステムPROSMATEC(TYPE II)を採用しています。D4、D3レンジの走行においてスロットル開度やエンジン回転数、車速などからコンピュータが走行状況を判断し、ファジー理論を応用して最適なシフト制御を行います。登坂路ではファジー制御の適用範囲を2速から4速とし多人数乗車でもスムーズでストレスのない走りを達成。また降坂では、状況に応じてシフトダウンし、エンジンブレーキの効果で安心感ある走りをもたらします。さらに、市街地での50km/h以上からの減速時には早めに4速から3速へシフトダウンして軽いエンジンブレーキ効果とスムーズな再加速を可能にします。
※2 4WD車(FF車は6ポジション)
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■デュアルポンプシステム作動イメージ図
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軽量、コンパクトで定評のリアルタイム4WDシステムをさらに進化させて採用。必要なとき、必要なだけ、後輪にトルクを配分するデュアルポンプシステムにより4WDの頼もしい走破性能とFFの軽快な走行性能を両立。しかも、2人乗車時から8人乗車時へと、車重が変化した時も、FFから4WDへの切り替え時のタイムラグのないよう設定。登坂性能の確保や発進フィーリングの向上を図っています。(全タイプに設定)
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家族を乗せるにふさわしい高性能乗用車サスペンション。 |
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フロントには、ストラット式サスペンションを、リアには、インホイールタイプダブルウィシュボーン式サスペンションを採用。低床、低重心のFF方式と相まって、快適な乗り心地と安定性を実現しています。
●フロント・ストラット式サスペンション。
乗り心地の向上とキャビンスペースの効率を向上させるために、フロントにはストラット式を採用。アッパーアームがないため、ダンパーハウジングを小さく設定でき、エンジンルームが前後方向に小さくなり、その結果、室内をより広く設定できます。加えてストラット、アーム類の取付点まわりの高い剛性を確保することで走りにも寄与。あわせて、快適な乗り心地も生み出しています。
●リア・ダブルウィッシュボーン式サスペンション
リアにダブルウィシュボーン式を採用。安定性を確保しながらスプリングレートを低くおさえるとともにフラットな乗り心地としています。また、ダンパーとコイルスプリングを独立させるとともにアッパーアーム、ロアアームをホイール径内に配置したインホイールタイプとすることで、3列目の居住性も充分に確保できる構造としています。
●独自のホンダプログレッシブバルブ・ダンパー
スプリングレートを低く抑えるとともに、キャビテーションが起こりにくく安定した減衰力特性の得られる低圧ガス封入のホンダプログレッシブバルブ・ダンパーをフロント、リアに採用。乗り心地の向上を図っています。
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■フロント

■リア
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