NSX - 1990.09

NSX

NSX
 
INTERIOR


確実な操作と優れた視認性をもたらす、
高密度・高機能コクピット。
高い運動性能をもつクルマこそ、いかなる速度域、どんな状況にあっても、つねに確実に操作できることが求められます。そのため人間優先を基本に、エレクトロニクスを有効に活用することで、人間の能力拡大を目的としたコクピットを実現しています。
まず、走行系スイッチには、サテライト型のコンビスイッチを採用。
各スイッチを大きく、そしてひとつのスイッチに1機能とし、さらにこれら一つ一つに優先順位を決め、ゾーン分けをし、サテライト型にレイアウト。たとえば、走行中に使用する頻度が高いスイッチ類は、最小限の手の動きで操作できる位置に配置するなど、確実な操作を可能にしています。
メーターには、高い視認性をもたらす6眼電気式アナログメーターを採用。大型のスピードメーター&タコメーター、そしてフューエル、ボルテージ、オイルプレッシャー、テンプのメーター類と、警告灯などを見やすくレイアウト。昼夜を問わず、一瞬の視線移動で状況を正確に確認することができます。

高密度・高機能コクピット

安全性の徹底追求がホンダの基本思想。
だからNSXにも、SRS
エアバッグシステム。
NSXは、メーターの視認性に優れ、スポーティな、小径(最外径φ368mm)3本スポークで、しかもチルト&テレスコピック機構付のステアリングを実現するために、エアバッグ自体にシリコンの新素材を採用し、より薄くたたむことができるようにするなど、従来に比べコンパクトな設計としています。
*SRS=Supplemental Restraint System 運転席用、シートベルト補助、乗員保護装置。

SRSエアバッグシステム図
SRSエアバッグシステム図

エアバッグ




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