LEGEND - 1996.02

LEGEND
LEGEND

ヒューマ・リニアリティ4

オーナーに、ゲストに、新しい価値と歓びを。
エンターテイメント性を求めたインテリアデザイン。


空間にゆとりがあり、パッケージングに優れていても、それだけでは、高級車という実感は得られません。その中に施されたデザインや質が、乗る人をいかに満足させることができるかで、高級車の資質は決まります。Newレジェンドがインテリアに求めたのは、オーナーであるドライバーと、招き入れるゲストへの、高級車の新しい価値と歓び。エンターテイメントの具現化でした。室内における顔となるコンソールやインパネをはじめ、ドアライニング、ピラーからルーフまわりに至るまで、独自の手法を取り入れながら質の高さを追求。斬新でありながら落ち着きのある色調や、視覚的な質感の高さ、肌で感じる心地よい雰囲気など、気持ちの良い居間のようなデザインを室内全体に施しています。

[高級・高質感を表現する外観処理・装備]
●自発光式独立3眼メーター
自発光式の3眼でブラックフェイスとすることで、スポーティかつ高級感のあるメーターを実現。同時に、走行時に必要な情報をセンター部に集約させて視線移動を低減し、視認性も向上させています。また、バック照明のイルミネーションコントロール機能を備え、外気温度表示機能を電子式トリップメーターに内蔵するなど、機能面にも充分に配慮しました。
自発光式独立3眼メーター
自発光式独立3眼メーター
●コンソール一体フルパッドインパネ
インストルメントパネルにボリュームを持たせながら、アッパー部とロアー部、さらにフロントコンソールを、一体成形。継ぎ目のないすっきりとした仕上がりで合わせ建て付けの精度を向上。またインパネロアー部にはファブリック張りを施し、脚部の圧迫感を和らげるとともに、ラグジュアリー感を獲得しています。
●本木目パネル(コンソールパネル:レジェンド エクスクルーシブ/アシスタントパネル:レジェンド、レジェンド エクスクルーシブ)
素材と柄を厳選したうえ、グレードの高い柄でしか実現できない新塗装処理によって風合いを生かし、立体感のある木目素地を表現。レジェンド エクスクルーシブには、コンソール、アシスタントパネルともに天童木工による楠を、レジェンドのアシスタントパネルには天童木工によるミルトルを採用。

イメージスケッチ
イメージスケッチ(インテリア)

●本革調アシスタントパネル
レジェンド ユーロのアシスタントパネルには、本革のもつ表面のシボ、風合い、ドレープを忠実に再現した、ソフトな感触の表皮を採用。高級感とともに、本木目パネルに対してスポーティなテイストを表現しています。
●パワーウインドウスイッチパネル
コンソールやアシスタントパネルに使われる木目に合わせ、レジェンド エクスクルーシブは楠柄、レジェンドとレジェンド ユーロはミルトル柄の水転写による木目調パネルを採用。インテリアの統一性を高め、木目の高級イメージを室内全体に広げています。
●スウェード調塗装センターコンソールパネル
ウレタン塗料をベースに、パールやアルミ粉末などをブレンドした独自の特殊塗料により、ソフトで高級感のあるしっとりとした触感を得ながら、爪などによるキズに対しても高い耐性を実現。落ち着いた雰囲気を演出し、防眩効果も発揮します。

●室内全体に施した、スラッシュ製法によるシボ表皮
パウダー状に粉砕した塩化ビニールをシボ模様の型にふりかけ、型を熱して粉を溶かして一枚のシートに成形する。このスラッシュ製法によって、従来よりも深みのあるシボ模様を再現した表皮を、インストルメントパネル、コンソール、ドアライニングなど、室内全体に採用。暖かみのある感触が得られ、統一された上質感を演出しています。
●シートベルトアジャスター内蔵センターピラーガーニッシュ
ベルトアジャスターをセンターピラーガーニッシュ内に収納。操作ノブの出っ張りも少なく、すっきり感を実現しています。また、ノブ操作をスライド方向とし、操作性も向上しました。

インテリア
Photo:レジェンド エクスクルーシブ
本革シート/ホンダ3-Dナビゲーションシステム/
ピュアサウンドシステムはメーカーオプション
イルミネーションは撮影のため点灯したものです。



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