LEGEND - 1996.02

LEGEND
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ヒューマ・リニアリティ4

そこに在るだけで、誰もが“高級車”を感じる、明晰な存在感。そこに在るだけで、誰もが“高級車”を感じる、艶やかな品位。
私たちが、エクステリア&インテリアに求めた開発のキーワードは「カジュアル・プレステージ」。従来の高級車がもつ保守的な価値観「フォーマル・プレステージ」とは一線を画す高級車デザインの新しい息吹きです。
パーソナルな感覚とダイナミックさを香らせるエクステリアデザイン。走ることへのときめきと楽しさを誘う、爽快なエンターテイメント性にあふれたインテリアデザイン。
「カジュアル・プレステージ」とは、若々しく自由であることを大切にする、この時代の人々の新しい生き方、新しい価値観をも表現する、高級車デザインの新しい考え方でもあるのです。
造形。色彩。素材。その調和のとれた融合が生みだす独特の味わい。ここに視覚と触覚が求める高級車ならではの“期待と体感の一致”があります。

誰の目にも高級車として映るスタイリングをめざした、
洗練と高質に満ちたエクステリアデザイン。


“カジュアル・プレステージ”をキーワードに、高級感がひと目で伝わるエクステリアデザインを表現する。そのために、まずフロントビューでは、クルマの顔であるフロントグリルをしっかり見せるデザインを施しました。豊かさを感じさせるとともに、視界などの機能性も満たしたボンネットラインと高さを見出し、そこにホンダのアイデンティティを印象づけるグリルを採用。決して威圧感のない、それでいて高級感を主張した表情を持たせています。また、サイドビューはキャビンの存在感を高めるために、ピラー構成や全高、リアウインドウをどこまで後退させるかなどのバランス点を微妙に探りながら、ボリューム感と伸びやかさの調和したシルエットを生み出しました。リアビューはシンプルに骨格をはっきり見せることで、堂々とした印象を。さらに細部には、高質感を演出する高精度処理を施すなど、ホンダらしさと高級感を素直に表現したエクステリアデザインに仕上げています。しかも、こうしたデザイン処理だけでは資質の高さは語れないという考えから、高次元な高級車ボディを構築するために、より高精度なフィット&フィニッシュを追求。設計部門と生産部門で繰り返し検討を重ね、剛性を高めるとともに各パネルの合わせ目や段差の精度を徹底的に突き詰め、ソリッド感に満ちたボディを創造しています。

イメージスケッチ
イメージスケッチ(エクステリア)

[高級・高質感を表現する外観処理・装備]
●大型クロームメッキ・フロントグリル
ホンダのアイデンティティと高級車らしい表情を主張します。
●フロントウインドウ・ジョイントレスカラーモール
メタリックテープとモールを同時に成形する、可変押し出し成形を採用。しかもルーフ部と両サイド部を一体成形しました。継ぎ目のない美しい仕上がりが得られ、さらにサイド部にはドリップ機能を備えています。
●リアウインドウ・ドリップ機能付カラーモール
ドリップ機能を持たせながらメタリックテープとモールを同時に押し出し、一体成形。高級感とともに、雨天時の後方視界確保に貢献します。
●1ピースドアサッシュインナーガーニッシュ
分割ラインのない一体成形により、洗練度の高い質感を実現。
●アルミ蒸着テープ式バンパーモール(フロント/リア)
●アルミ蒸着テープ式ガスインジェクション製法サイドプロテクター
●高熱線吸収グリーンガラス
高級感と高機能を併せ持つグリーンガラスを全面に採用。
●アルミホイール
3タイプそれぞれに専用デザインを採用。レジェンドは15インチ、レジェンド ユーロ、レジェンド エクスクルーシブは16インチを装着(レジェンドに16インチをメーカーオプションで用意)。
●耐スリキズ仕様クリア塗装
スリキズの目立ちやすい濃色系に採用。洗車時のチリやホコリなどによるボディへのキズを低減。

塗装

●両面亜鉛メッキ鋼板の採用部位拡大
新たにサイドアウターパネルにも採用し、防錆効果を向上。

レジェンド エクスクルーシブ 前面
レジェンド エクスクルーシブ 後面
レジェンド エクスクルーシブ 側面
Photo:レジェンド エクスクルーシブ



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