LEGEND - 1996.02

LEGEND
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CONCEPT3

「常用域の気持ち良さ」と「感じる高級」の創出。その核となったのが、
「ヒューマン・リニアリティ=期待と体感の一致」という技術コンセプト。


「ヒューマン・リニアリティ=期待と体感の一致」とは。
たとえば、交通の流れに乗りたい、前方のクルマを速やかに追い越したい、コーナーを曲がりたい…など、ドライバーは常にこうした意志に基づいて、アクセルやブレーキ、ステアリングを操作します。この意志に基づく操作により発生するクルマの物理的変化(加速・減速、車体の姿勢変化、アクセル・ブレーキのペダル荷重、音や振動の発生、etc)、それをドライバーは、触覚(体感加速度、乗り心地、アクセル・ブレーキのペダル操作感、ステアリングの操作感、シートのホールド感、etc)、聴覚(エンジン音、風切り音、ロードノイズ)、視覚(視界の変化、前後長・幅などの車両感覚、メーター指針の動き)など、五感を通した複合的体感として感じとります。
そして、クルマの物理的変化がもたらす体感が期待どおりでなかった場合、ドライバーには再操作(アクセルやブレーキを踏み増す/戻す、ステアリングを切り増す/戻す、etc)の必要が生じ、このことが気持ち良い走り感、操作感を阻害する要因となります。
Newレジェンドにおいては、この“期待と体感の一致”を合言葉に、すべてのメカニズムに完璧なまでの熟成と洗練を求め、「常用域の気持ち良さ」の実現をめざしました。
また、高級車としての存在感、味わい、質感、楽しさ、華やかさを十分に感じていただくために、エクステリア及びインテリアには、艶やかな品位と新鮮な造形、素材へのこだわりを徹底し、高級車だからこそ求められる視覚と触覚の領域での“期待と体感の一致”を追求。
「感じる高級」の新しい世界の創出をめざしました。

ヒューマン・リニアリティをめざして
走る 操る 安全
常用域の気持ち良さ
感じる高級
見る 乗る・座る もてなす



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