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低速域から高速域まで、力強いトルクを発揮する、
複合可変吸気システム
(3ステージ・インダクション・コントロール・システム)。
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2本の吸気管で、空気量を可変コントロール。全域で、力強いトルクを発揮します。
低速域から高速域まで全域での力強い走りをめざして、ホンダは画期的な吸気システムを開発しました。これは、長さと太さの異なる2本の吸気マニホールドを用意し、エンジン回転数に応じて可変コントロールするという一般的な可変吸気の考え方をさらに進化させたきめ細かなシステム。3,200rpm付近までは、吸気慣性効果を最大限に発揮する“長い吸気管”を通して豊かなトルクを発生。発進時から一般走行まで、大いなるゆとりを生みます。そして3,800rpm以上ではマニホールド内の吸気制御バルブが、もう一方の“太く短い吸気管”へ一挙に多量の空気を送り込み、パワフルでなめらかな走りを実現します。しかも、バルブの切り換えを3,200〜3,800rpm付近で最適の中間開度に保ち、空気を2本の吸気管に同時に流す新機構。バルブ開度を3段階(3ステージ)に変化させることで、低速から高速まで最適な吸気コントロールにより豊かなトルクをなめらかに発揮し続け、ナチュラルにして力強い走行フィーリングをもたらします。さらに、この吸気マニホールドをVバンク内に配置することで、限られたエンジンルームのスペースを効率的に使っています。V型エンジンならではのメリットを最大限に生かしました。
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アクセルペダルに瞬間反応。豊かな低速トルクも発揮。
大口径シングルボア・スロットルボディ。
操縦する人の意志に、どこまで忠実にエンジンが反応するか。発進時の圧倒的なトルクは、高性能高級車にとって不可欠な資質だとホンダは考えました。そこで、アクセルペダルを軽く踏むだけで、鋭い立ち上がり感が得られる、大口径シングルボア・スロットルボディを採用。しかも、スロットル軸はボールベアリング支持としました。
これにより、フリクション(摩擦抵抗)を低減し、きわめて良好な踏み込みフィーリングを生みます。
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スムーズでパワフルな走りの実現をめざして。 電子点火コントロール・システム。
2.7L V6新エンジンのパワーを最大限に引き出すために、点火時期をコンピュータがきめ細かく制御します。エンジン回転数、水温などの情報をもとに点火タイミングを高精度にコントロール。
これにより、ノッキング限界ギリギリまでの点火時期設定が可能となり、優れた始動性を発揮すると共に、出力、燃費など、エンジンのトータルパフォーマンスを高い次元で達成しました。
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深みのあるパワフルな排気音。大容量サイレンサー。
排気量をアップした新エンジンに対応して、サイレンサーも大容量とし、しかもデュアル・エキゾーストパイプを採用しました。深みのあるパワフルな排気音を実現し、大人の走り感を生みます。
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■NVH(ノイズ、バイブレーション、ハーシュネス)を大幅に低減させるため、以下のような数々の機構を採用しました。 |
●ハイドロリック・ラッシュ・アジャスター |
●2重構造エキゾースト・マニホールドカバー |
●ヘッドサイドカバー |
●複合エンジンマウント |
●クランクダイナミックダンパー |
●ラジエーターファン2段コントロール |
●等長エキゾーストパイプ |
●アルミ製エアクリーナーケース |
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