FACT BOOK
INSPIRE
INSPIRE 2007.12.19
Safety〈安全性能〉
事故を未然に防ぎ、追突の危険に対応する、先進の安全機能・装備。
衝突を予測してドライバーの危険回避行動を支援し、衝突時の被害を軽減する、
「追突軽減ブレーキ〈CMBS〉+E-プリテンショナー(運転席/助手席)」。
(35iLに標準装備)
CMBS:Collision Mitigation Brake System
[追突を予測してドライバーに危険を知らせ、さらに追突速度を低減する、追突軽減ブレーキ〈CMBS〉。]
ミリ波レーダーにより前走車を検知し、追突のおそれがあると判断した場合に警報(音+表示)でドライバーに知らせ、さらに接近した場合には軽いブレーキによる体感警報を行います。そして追突の回避が困難と判断した場合には強いブレーキ制御を行い、ドライバー自身のブレーキ操作との相乗効果によって追突速度を低減。効果的に追突事故の回避支援とダメージ軽減を図ります。
[CMBSとともに危険を知らせ、さらに乗員拘束性を高めて追突被害の軽減を図る、E-プリテンショナー(運転席/助手席)。]
CMBSと連動して作動し、追突の危険性が高い場合に運転席のシートベルトを弱く数回引き込むことで、体感的な警報を与えます。そして追突の回避が困難と判断した場合には、運転席および助手席のシートベルトを強く引き込んで拘束効果を高め、CMBSとともに追突時の被害軽減を図ります。また、E-プリテンショナーはCMBSとの連動とは別に、急ブレーキ時にブレーキアシストが作動したときにもシートベルトを強く引き込み、乗員の拘束効果を高めます。
「追突軽減ブレーキ〈CMBS〉+E-プリテンショナー」基本作動イメージ
「追突軽減ブレーキ〈CMBS〉+E-プリテンショナー」基本作動イメージ
追突軽減ブレーキ〈CMBS〉は追突を自動で回避したり、自動で停車するシステムではありません。CMBSの機能には限界があります。
E-プリテンショナーはシートベルトを正しく着用し、正しい運転姿勢をとらないと充分な効果を発揮しません。
追突軽減ブレーキ〈CMBS〉+E-プリテンショナーの作動は、走行状態により異なります。
旋回時などの走行安定性をさらに高める、VSA(車両挙動安定化制御システム)。
(全タイプに標準装備)
ABS、TCSに、オーバーステアやアンダーステアなどの横すべり抑制を加えたVSA。ブレーキ制御を4輪制御とし、きめ細かにコントロールすることで、クルマの急激な挙動変化を効果的に抑制し、運転にゆとりと安心をもたらします。さらに、エンジントルク制御をDBWによるスロットル制御で行うことで、より高精度な制御を可能にしています。
VSA:Vehicle Stability Assist
オーバーステア抑制
ステアリングの急な切り過ぎなどで後輪スリップによる車両の巻き込みが発生した場合、外輪にブレーキをかけることで車両を安定化。
アンダーステア抑制
旋回時に前輪がスリップし軌跡がふくらんだ場合、エンジントルクを低減し、リア内輪にブレーキをかけることでトレース性を向上。
発進制御
発進時などで左右輪の路面状況が異なる場合、エンジントルクとブレーキ力を最適配分し、ホイールスピンを抑制することで、発進性や登坂性を向上。
制動制御
制動時に左右輪の路面状況が異なる場合でも、ブレーキ力を最適配分することで、車両安定性を向上。
■VSA作動イメージ
VSA作動イメージ
その他、全タイプに標準装備した安全装備。
優れた照射性能を発揮する、ディスチャージヘッドライト〈HID〉(ロービーム、オートレベリング機構付)。
学習機能を備えたブレーキアシストとEBD(電子制御制動力配分システム)付ABS。

前のページへ 目次へ 次のページへ