INSPIRE FACT BOOK
INSPIRE 2003.6.18
高効率パッケージ
ワイドボディがもたらす広さを基本に、リアサスペンションやフューエルタンクの効率的なレイアウトによってリアシートにさらに余裕を持たせるなど、ゆとりの空間を確保。そのうえで人間の動作を研究し、「動きやすさ」や「感覚としての広さ」を追求しました。フロントまわりではインパネピーク線の設定など視覚的効果を図り、リアまわりではフロントシートバックの形状を工夫したほか、ドア・アームレストにおいても腕の動きを考慮した配置、形状とするなど、三次元キャビンの絞り込まれたエクステリアデザインを成立させながら、すべての座席でゆったり乗れる優れた居住性を実現しています。
■ボディサイズ/室内寸法 単位:mm
ドライバーそれぞれの体格に最適なドライビングポジションを提供するために、シートやステアリングのポジションを徹底検証。快適なドライブをサポートします。
電動調整でより適切なポジションが
確保できるフロントシート装備。
運転席電動シートハイトアジャスターを30TEに標準装備。運転席8ウェイパワーシートと助手席4ウェイパワーシート、運転席電動ランバーサポートをアバンツァーレ、30TLに標準装備しています。
疲労軽減を追求したフロントシート。
シートクッションを10mm幅広くしたうえで、低反発ウレタンクッションと幅の広いスプリングを採用し、振動吸収性を向上。しかもスプリングを後ろ下がりに設定するなどシート奥に自然に引き込まれる形状とし、腰全体を包み込むようにホールドします。シートバックは30mm高く設定し、背中をしっかりと受け止めます。さらに、足や背中のあたる中心付近をやわらかく、外側を硬くすることで、座り心地と確実なホールド性を両立しています。また、8ウェイパワーシートの上下調整量を55mm(+15mm)に、運転席電動ランバーサポートの調整量を40mm(+15mm)に拡大。ランバーサポートはフィット感のよさが定評のシュクラ社製ワイドレンジタイプを採用するなど、長時間の運転でも疲労の少ないシートを実現しています。
(比較数値はすべて従来モデル比)
チルト&テレスコピック機構を採用したステアリングホイール。
チルト機構に加え、前後方向に40mmスライド調整できるテレスコピック機構を採用。軽くスムーズに操作でき、シートポジションと合わせて最適なステアリングポジションが容易に設定できます。
リニアなフィールのオルガンタイプ・アクセルペダル。
オルガンタイプのアクセルペダルを採用。ペダルの支点とアクセル操作をするかかとの位置を接近させることで、リニアなペダルフィールを実現しています。また、吊り下げ式ペダルに対し、パッド面積を拡大できるため、安心感のある確実な操作性も獲得しています。
リア中央席にもヘッドレストを装備しました。ヘッドレスト位置の高さ調節方向を前傾とし、使用時には乗員の頭部に接近させ快適性と安心感を向上。使用しないときには後方視界を妨げない低い位置に収まります。
495L(アバンツァーレは491L)という、大容量を確保したトランクルーム。さらに、リアシートはアームレストのトランクスルー機構に加え、フォールダウン機構を採用。大きく長い荷物も収納できます。
※ VDA方式によるHonda測定値
トランクマットにフックつきのハンドルを設け、トランク開口上部に掛けることでスペアタイヤなどを取り出しやすくする工夫を施したほか、トランクリッド内側にインナーハンドルを装備して閉めやすくするなど使い勝手を向上。また、トランクヒンジへのカバーの装着や、トランクマットに上質な表皮を採用するなど、開けた時の見え方にも配慮しています。
ドアロックが解除状態であれば、ワンタッチでトランクが開く電気式トランクオープンスイッチを標準装備。トランクリッドにはもちろん、運転席ドアにも設置しました。荷物の出し入れが多い時など、キーを使うことなく簡単にトランクを開けられます。また、キーレスエントリーシステムのリモコン操作で開けることも可能。さらにHondaスマートカードキーシステムにも対応しています。
あらゆるシーンで使われることを想定し、収納性や使い勝手などのユーティリティも重視。荷物を考慮した各種収納スペースを随所に設けました。
フロント・スライドアームレスト付コンソールボックス
センターコンソール・カップホルダー(リッド付)
センターポケット(照明/リッド付)
サングラスボックス
リアドアトレイ
フロントドアポケット(開閉式)
(アバンツァーレはブルーイルミネーション付)
リアセンターアームレスト
(リッド付カップホルダー/トランクスルー機構付)



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