INSPIRE FACT BOOK
INSPIRE 2003.6.18
先進予知機能(運転支援機能)
 
(アバンツァーレに標準装備)
※ Hondaインテリジェント・ドライバーサポート・システム
高速道路における長時間の運転は、ドライバーの疲労や集中力の低下を招き、認知・判断ミスの要因となります。HiDSでは、車線の維持をアシストする「LKAS」と、車速を制御して前走車との車間距離を適切に保つ「IHCC」によって運転負荷の軽減を行い、疲労によるミスを防ぎ、ひいては事故の防止に寄与します。また「LKAS」は、常にドライバーの運転を中心に考慮して支援を行う「ドライバーとシステムのインタラクション(相互作用)」というコンセプトにより、ASV(先進安全自動車)を提唱する国土交通省の認可を取得。ほとんどの高速道路で使用可能なアシストシステムとして実現しました。
LKAS(レーンキープ・アシストシステム)車線維持支援機能
フロントウインドウ上部内側に設けたC-MOSカメラが捉えた画像をもとに、車線を認識。EPS(電動パワーステアリング)に適切なトルクを発生させ車線維持をアシスト。時速65km以上、直線路から半径230mまでの曲線路で作動するため、ほとんどの高速道路での使用が可能です。また、車線から逸脱する可能性がある際には、警報によりドライバーに注意を促します。これによりドライバーは車線を維持するよう意識し、軽いステアリング操作によってシステムに意志を伝えることで安定した車線維持が可能となります。
■[LKAS(車線維持支援機能)作動イメージ]
<車線維持範囲:直線路〜半径230m以上の曲線路/作動車速:65km/h〜100km/h>
IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)
車速/車間制御機能
フロントグリル内に設けたミリ波レーダーからの情報をもとに、前走車との距離を測定し、車速センサーやヨーレートセンサーにより自車の走行状態を検出。設定した速度を一定に保つほか、同一車線の前走車の有無によって車速・車間を自動制御するクルーズコントロールシステムです。
■[車速/車間制御機能[IHCC]の基本制御パターン(概念図)]
<レーダー検知範囲:車両前方100m以内 角度16度 /作動車速:45km/h〜100km/h>
 
(全タイプに標準装備)
メーターの中央部に走行状態などのさまざまな情報を表示する、マルチインフォメーション・液晶ディスプレイを設置しました。
(全タイプに標準装備)
ロービームに配光特性に優れたディスチャージヘッドライト〈HID〉を採用したうえで、リフレクターの組み合わせに工夫を施し、これまで有効に使えていなかった上方向への光を左右から前方へ向けて反射させることで、薄型構造でよりワイドに遠くまで照射する「ラインビーム」を新開発。夜間の視認性を高め、運転負荷軽減に貢献します。また、ロービームの薄型構造によって、ライト類の上下二層レイアウトを実現。昼間は存在感のある大きなレンズが迫力のあるフロントマスクのアクセントとなり、夜になると鋭い目が路面を照らす、といった2つの表情を持たせています。
■ロービーム照射範囲
■ヘッドライト レイアウト図



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