スムーズなシフトクオリティを実現し、
マニュアル感覚の走りも楽しめるSマチックを採用。
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ダイレクト制御の4速オートマチックトランスミッションを新開発。V6エンジンとの
マッチングを徹底的に追求し、スムーズで爽快な加速を楽しめるシフトクオリティを実現しました。
V6の高いトルクに対応させながらシンプルな構造とすることでフロント重量を軽減。
遠心油圧キャンセラーの採用やギア音の低減などにより、スムーズさを向上させました。
さらに、クイックなマニュアル感覚のシフトフィーリングで好評のSマチックを搭載し
ダイレクト感の高いマニュアル操作により、操る歓びを高めています。
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新型V6エンジンのパワー特性にあわせ
ダイレクト制御4速オートマチックトランスミッションを新開発
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オートマチックトランスミッションは、高回転域まで力強く伸びる新型V6エンジンとのマッチングを徹底的に追求。かつてないスムーズなシフトクオリティを目標に開発を行いました。
シフトスケジュール、ギア比などを実地走行テストにより徹底してチュー
ニング。また、ギアの噛み合い率を向上させて静粛性を高め、クラッチキャンセラー機構などの採用により低負荷時の変速ショックもさらに低減。低回転域から高回転域まで気持ちよく伸びるエンジンのパワーを滑らかに伝達し、爽快な加速を楽しめるスムーズなシフトを実現しました。 さらに、セレクトレバーを右のシーケンシャルモードに引き込み、前後に操作するとマニュアル感覚のシフトチェンジを楽しめるSマチックを採用。スムーズな走行とあわせて、操る歓びも追求しました。
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<トランスミッション透視図>
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<Sマチック採用のゲート式ATセレクトレバー> |
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軽量コンパクト化により
フロント重量の軽減に貢献
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フルダイレクト制御4速オートマチックトランスミッションを、V6エンジンとの組み合わせでトルクアップに対応させながらシンプルな構造とすることで、エンジン、トランスミッションの重量を軽減し、理想的な前後重量配分としました。
また、クラッチの制御油圧が自身の遠心力に影響されないクラッチキャンセラー機構を採用。低負荷時の変速ショックをさらにやわらげています。
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マニュアルシフトに匹敵する
変速フィールを実現したSマチック
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スムーズさを優先させるオートマチックモードのプログラムに加
え、クイックな変速でダイレクトフィールを重視するSマチック
専用のプログラムにより、マニュアルシフトに匹敵するクイック
なシフトフィーリングを実現しています。
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<Sマチック変速時間の概念図>
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<トランスミッションの主な技術ポイント>
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ストレスのない走りのために
ギア音、アイドル振動を低減
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ギアを支えるシャフトのたわみを抑え、負荷が変動しても噛み合いの状態をできるだけ均一に保つため支持点にベアリングを追加。これにより、同一歯形ギアを採用でき、噛み合い率の向上により大幅にギア音を低減しました。また、従来ドライブプレートを介して結合されていたクランクシャフトとトルクコンバーターを直接芯出しすることによりスムーズな回転を実現。アイドル振動を低減しました。
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インギアショックを低減させる
エンジンとの協調制御
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暖機運転時など高いアイドル回転状態からDレンジへのシフトなど、停止時のシフト操作によるインギアショックを低減するためにエンジンとトランスミッションのECUの協調制御を行っています。
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走行時の車体振動を低減する
アクティブロックアップ機構を採用
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ロングトーションダンパー機構により、エンジンからのトルク変動を大幅に減衰して車体振動を低減。ロックアップ領域を拡大するアクティブロックアップ機構を採用しました。また、エンジントルクやアクセルの踏み込み量など、走行状況に応じてロックアップを最適制御することで燃費も向上します。
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ドライバーの意志に忠実な変速を行う
プロスマテックを採用
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ドライバーのシフト感覚に合った適切な変速を行うことで定評のプロスマテックを採用しています。登坂路では、ファジー推論制御によって頻繁に起こりがちな変速を抑え、ドライバーの意志に合った最適なギアをキープ。降坂路や平坦路では、走行状況に応じた適切な変速やエンジンブレーキ効果が得られます。
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<トランスミッションの主な技術ポイント>
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