高効率化とコンパクト化を徹底追求した、
PCU(パワーコントロールユニット)。 |
モーターの駆動および電力エネルギーへの回生を、クルマの走行状況とバッテリーの残容量に応じて最適に制御するPCU。インサイトでは、バッテリーからの高電圧の直流電力を12Vに変換するDC-DCコンバーター、直流電力をモーター制御のために交流に変換するインバーターを含むPDU(パワードライブユニット)、さらにはモーターECUまでをひとつのケースに収める配置としました。このように機能の集約を徹底追求することで、PCU自体の容量・重量の低減を促進、いっそうのコンパクト化と高効率化を達成しています。 |
効率化、小型・軽量化を果たした、
高出力Ni-MH(ニッケル水素)バッテリー。 |
モーターアシスト機構を作動させる電気エネルギー用の電池として、Ni-MH(ニッケル水素)バッテリーを採用した上で高効率化を追求しました。モジュールあたりの出力と耐久性を30%向上させたことで本数を従来※の11本から7本へ削減。モーターが求める出力と容量を確保しながら、バッテリーボックスとして従来比※約31%の小型化と約35%の軽量化を実現しています。 |
PCUとバッテリーの画期的な配置で、
すぐれたパッケージングを実現した、
IPU(インテリジェントパワーユニット)。 |
従来比※で約19%の小型化と約28%の軽量化を果たしたIPU。バッテリーをPCUの下に置く2段重ねの配置とすることで、荷室下への収納を可能にしました。これにより、車両の走行安定性にも寄与する低重心化と、ラゲッジスペースのすぐれたユーティリティを同時に確保。また、エンジンルームとIPUを結ぶケーブル類を1本のパイプに集約し、軽量化と後席足下のゆとりを実現するなど、パッケージング効率に大きく貢献しています。 ※シビック ハイブリッド(2006年モデル) |