HYBRID INSIGHT - 2009.02

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HYBRID INSIGHT
HYBRID INSIGHT 2009.2.5
Eco Assist(エコアシスト)-1 ハイブリッドでもっと環境に配慮を!
さらなる実用燃費の向上をめざして、理想の低燃費運転を楽しく的確に支援するエコアシスト。
より低燃費な運転を、ドライバーの技術や意識によって実現していくために、
理想的な低燃費運転を把握、習得、実践できるエコアシスト(エコロジカル・ドライブ・アシスト・システム)を新開発。
ドライビングによるエコを推進していくことで、さらに高水準な実用燃費の達成をめざしています。
3つの機能から構成される全体システム。

エコアシストは、

1 ECONスイッチを押すだけで燃費優先の制御を行う「ECONモード」
2 リアルタイムで燃費の良し悪しを表示する「コーチング機能」
3 ドライバーのエコ運転度を採点する
「ティーチング機能<採点機能>/<アドバイス機能>

の3機能から構成されます。これらによって、燃費によいドライビング状態をメーター表示で“感じ”、自らの運転傾向を“知り”、その結果を“確認する”ことで、より低燃費な運転技術向上へ向け“学習する”という一連の流れを構築。誰もが簡単に、気軽に、低燃費運転を習得できるシステムを実現しています。
※メーカーオプション(Honda HDDインターナビシステム)装着車

Photo:G メーカーオプション装着車 ■メーター類は撮影のために点灯 ■画面はハメコミ合成
Photo:G メーカーオプション装着車 ■メーター類は撮影のために点灯 ■画面はハメコミ合成
1 より燃費を向上させるためのさまざまな制御を行う、ECONモード。
インストルメントパネルの右下部に配置したECONスイッチをONにすることによって、「エンジンの出力制御」、「アイドルストップ領域の拡大」、「エアコンの省エネ化」などを行います。これらの制御により、走りや快適性を満足できるレベルに確保した上で、燃費性能をさらに向上させることが可能となりました。スイッチをOFFにしなければ、エンジンを切って再始動させた時も、ECONモードの状態が保たれます。

ECONモードにおける制御内容
エンジンの出力制御
アクセルペダル開度に対してスロットルバルブの開度を抑え、CVTとも協調しながら、低燃費に貢献する、より穏やかな発進・加速制御を行います。

アイドルストップ領域の拡大
スイッチOFF時よりも、アイドルストップ時間を延長することで燃料消費量を減らします。

IMAの回生量増加
減速時の回生充電量を増加させることで、電気エネルギーの回収量を増やします。

エアコンの省エネ化
エアコンがONの場合、空調の効率を上げるため、外気温の条件によって燃費に有利な内気循環へと切り替え。同時に、風量を抑えるなどの制御を行っています。

2 リアルタイムに燃費走行状況を知らせる、コーチング機能。
コーチング機能では、実用燃費向上に貢献する運転を身につけることをめざし、アンビエントメーターが色の変化によってエコ運転度を走行中のドライバーに知らせます。また、アンビエントメーターと連動して、マルチインフォメーション・ディスプレイでも表示します。

色の変化で直感的に運転状況を把握できる、アンビエントメーター。
スピード表示の背景に、低燃費運転への対応状況が色の変化によって分かるアンビエントメーターを設定しました。グリーンとブルーの2色で表現し、運転状況をより見やすくフォローします。理想的な低燃費運転に近い場合はグリーン、穏やかな加速・減速のときはブルーグリーン、急加速・急減速を行うとブルーになります。またECONモードの場合は、クルマが自動的に低燃費に向けた制御を行うため、グリーンの状態を保ちやすくなります。

加速/減速を表示する、エコドライブバー
アンビエントメーターの色の変化と連動して、加速や減速の状況を刻々と伝える役割を果たすのが、マルチインフォメーション・ディスプレイに表示されるエコドライブバーです。向かって右側のゾーンでは加速、左側のゾーンでは減速を示します。バー表示がクリアゾーンの中で収まるように運転すると、低燃費運転となります。
※マルチインフォメーション・ディスプレイ内で表示を選択可能

加速/減速を表示する、エコドライブバー※。

エコドライブバーの伸び縮みは、加速時にはエンジン回転数とアクセル操作量によって表示。また、減速時には車速とブレーキによる「G=車速の変化量」によって示しています。


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