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乗員に対する「傷害値の低減」と「生存空間の確保」を高水準でクリアするために、Gコントロール技術を投入するとともに燃料電池車ならではの安全性能を追求。前面、側面、後面それぞれの衝突に対し、優れた乗員保護性能を確保すると同時に、衝突時の衝撃とボディの変形から燃料電池システムや高圧水素タンクをも保護する高水準の安全性能を実現しています。 |
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Photo:アメリカ仕様車による衝突実験 |
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パワープラントの分散配置特性を活かし、最適な骨格を構築しました。前方向からの衝撃に対し、ストレート形状のフロントサイドフレームやロアメンバー、アッパーフレームによってエネルギーを分散・吸収し、さらにフロントピラーやフロアに拡散。ロアメンバーが相手車両の衝撃吸収部材とのすれ違いを防ぎ、アッパーフレームとともに衝撃をより広い面で受け止めることで極めて高効率な衝突エネルギー吸収を実現。キャビンへの負荷を大幅に軽減するとともに相手車両への攻撃性も低減しています。また、この骨格によりハイレベルな車体剛性を確保し、しっかりとした上質な乗り味も実現しています。 |
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■フレーム構造 |
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歩行者の頭部へのダメージを考慮し、フェンダー、ボンネット、ボンネットヒンジ、ワイパー取り付け部に衝撃吸収構造を採用しています。 |
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サイドカーテンエアバッグシステム |
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i-サイドエアバッグシステム |
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運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステム |
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頭部衝撃保護インテリア |
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頚部衝撃緩和フロントシート |
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3点式ロードリミッター付プリテンショナー
ELRシートベルト(運転席/助手席) |
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運転席&助手席シートベルトリマインダー |
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■水素および高電圧安全対策
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万一の水素漏れに備え、水素センサーを各所に設置。水素が漏れた場合には強制換気システムが作動し、必要に応じて水素タンクの主止弁や遮断弁で供給経路を自動的に遮断します。また、高電圧ラインは電気的にフルフローティング。地絡時にはセンサーによって警告し、衝突時にはコンタクターが元電源ラインを遮断します。さらに、繰り返し浸水テストや火災実験を行うことで、より高い安全性と信頼性を確保しています。 |
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●水素充填時の安全対策 |
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水素充填口は充填ノズルの接続性がよく水素シール性に優れた逆止弁一体構造を採用。異種ガスの混入や充填圧の異なる充填ノズルの誤接続を防止する構造となっています。 |
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■メーターパネル内警告表示
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[水素漏れ警告システム] 水素センサーが一定量以上の水素漏れを感知した場合、メーターパネル内の警告灯を点灯。さらに、必要時には燃料ラインを自動的に遮断します。 |
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水素充填ノズル |
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