FACT BOOK
FCX CLARITY
FCX CLARITY 2008.11.23
Free1 Design 乗った瞬間のときめき感。体感したことのない気持ちよさ。次世代の心地よさで満たした、未来空間の創造。
Futuristic Cocoon
乗る人すべてに、異次元の快適空間を提供したい。

乗る人すべてに、異次元の快適空間を提供したい。

フルキャビンのゆとりを最大限に活かしながら、未来感覚の気持ちよさにこだわりました。目指したのは、異次元の快適空間“フューチャリスティック・コクーン・インテリア”の創造。プラットフォーム中央にレイアウトしたV Flow FCスタックのスペースをセンターコンソールとして左右席の仕切りに活かし、さらにドアライニングにラウンド感を持たせた、広さと包まれ感のある独立した4席のパーソナル空間を実現。そのうえで、インストルメントパネルには浮遊するイメージで未来的な爽快感を求め、ドライビングスペースには操作感や視覚的にも新しい次世代のコクピットを追求。さらには、乗る人をやわらかく包み込むウォームカラーを空間全体に配し、細部にわたって上質なマテリアルを施すなど、未来的なイメージの中にも心地よさが満ちた空間を実現しています。
独立した4席パーソナル空間を、さらに快適に包み込む、インディビジュアル・ラウンドフォルム。
4席を独立させた空間をさらに快適なスペースに仕上げるために、ダイナミックなラウンドフォルムでそれぞれを包み込みました。広く伸びやかな空間を活かし、広がり感と包まれ感がいっそう得られるように、ドア中央部をスプーンで大胆にえぐり取ったように造形。乗る人それぞれが心地よさを体感できる、落ち着きのあるパーソナル空間を創出しました。
独立した4席パーソナル空間を、さらに快適に包み込む、インディビジュアル・ラウンドフォルム。

メーター類は撮影のため点灯。画面はハメコミ合成。写真は合成によるものです。

広い前方空間を活かした爽快感と、新感覚の造形による先進感を表現した、フローティングレイヤード・インパネ。
頭上空間のゆとりを確保しながら前方へと伸ばしたフロントピラーによって、フロントからサイドに渡っての奥行きと広がりのある前方空間を実現。その広さをさらに強調するために、インストルメントパネルをドアのラインとは連続させずにひとつの塊で完結させ、レイヤーとして空中に浮いて見えるように段差を設けました。さらにパッドに明るい色を施すことで、爽快感や広がり感をいっそう強調しています。 広い前方空間を活かした爽快感と、新感覚の造形による先進感を表現した、フローティングレイヤード・インパネ。

メーター類は撮影のため点灯。画面はハメコミ合成です。

未来のクルマを運転するわくわく感を求めた、フューチャリスティック・アドバンスド・コクピット。

FCXクラリティを運転するよろこび。そこには未来のクルマを操作するような、新感覚のわくわく感を提供したいと考えました。コクピット中央には、走行中の水素の消費状況や、バッテリーの消費・回生状況、出力計などを立体的に表示するメーターと、そのメーターバイザー上部の視線移動が少ない位置に速度計を配した、新開発FCマルチプレックスメーターを配置。その横には、バイワイヤ技術によって可能になった、コンパクトな電動シフトレバーをメーターバイザーと一体化して設置しました。さらに、燃料電池スタックの始動には、専用のスタートスイッチをセンターコンソール横にレイアウトするなど、未来感覚の操る楽しさを盛り込んでいます。

未来のクルマを運転するわくわく感を求めた、フューチャリスティック・アドバンスド・コクピット。

メーター類は撮影のため点灯。画面はハメコミ合成です。 (左上)シフトレバー (左下)スタートスイッチ

FCマルチプレックスメーター
メーター中央の奥に向かって吸い込まれていくような3Dホーン形状のメーターは、走行中のクルマの状況を適切に表示するとともに、鮮やかな光で演出。中央部には水素の消費状況を表わすH2ボールメーターを装備しました。また、ドライバーがクルマに乗り込むときからの操作に合わせた表示を行うなど、ドライバーとクルマとのインターフェイスを効果的に演出しています。
FCマルチプレックスメーター

[H2ボールメーター(水素消費計)]

走行状況に応じた水素の消費状況を、ボールの色と大きさの変化で表示。消費量が多い時はアンバーで大きく、少なくなるにつれてイエローからブルーに変化し、ボールも小さくなります。

[水素燃料計およびバッテリー容量計]

H2ボールメーターの右に水素燃料計を、左にバッテリー容量計を扇状に配し、それぞれの残量を表示します。

[FCスタック出力およびバッテリー出力・回生表示]

外周にはFCスタックの出力とバッテリーの出力・回生状況を表示するエリアを配置しています。

未来感とともに上質感を表現した、フューチャークラフトコーディネイト。 (上)インナードアハンドル(下)オーディオパネル
インナードアハンドルやオーディオパネルなどにシルバーアクセントやブルーのアクリルを配し、先進感を表現。さらに、ドアライニングの木目調パネルや、ヘッドレストのピアノフィニッシュ(光沢ブラック塗装)など質の高いマテリアルを施しました。空間全体をやさしく包むウォームカラーとともに、未来感と上質感を満たしています。 ヘッドレストシルバーアクセント 木目調アクセント
ヘッドレストシルバーアクセント 木目調アクセント (上)インナードアハンドル
(下)オーディオパネル

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