DOMANI - 1992.10


DOMANI
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TECHNICAL NOTES




BODY
徹底した、NVH低減対策。

高い安全性と信頼性を両立させるために、大型断面で堅牢なアンダーフレーム構造をもつ高剛性モノコックボディを採用。さらに、可能な限り不快な音や振動を抑えるために、徹底したNVH低減に取り組みました。音や振動というのは、発生源をひとつ抑えると、また別なところから発生するなど、容易には解決できないものです。ドマーニの場合にも、ステアリングから発生する振動をはじめ、細部にわたる対策を何度も練り直しながら、妥協することなく、目標に掲げたレベルのNVH低減を達成しました。

主な対策項目は4つ

1.

ボディ全体のしっかり感向上

2.

常時手に触れるステアリング部におけるアイドル振動の低減

3.

不快なこもり音、エンジン透過音の低減

4.

風切り音の低減

具体的には

〈ボディ剛性アップ〉

●

リアバルクヘッドガセットを強化。

●

センターピラースティフナーに厚板採用。

●

大型断面のフロントサイドメンバーによる剛性アップ。
〈ステアリングコラム支持系の剛性アップ〉

●

ステアリングハンガーブラケットの板厚アップ。

●

ステアリングハンガービームの支持点拘束強化。スティフナーで支持面剛性アップ。

●

ステアリングハンガービームのトンネル部支持点をスティフナーで強化。

●

ステアリングコラムブラケットのクローズド化による高剛性化。

●

コラムパイプを厚板化。
〈遮音性能向上〉

●

ダッシュボードインシュレーターの表皮面密度をアップ。

●

フロア・メルシートの面積を拡大し、厚さアップによるダンピング効果の向上。

●

リアピラーに遮音材を採用。
〈エンジンの中周波伝達音低減〉

●

エンジンマウントのリアブラケットを1.8Lでは剛性アップ、1.6Lにはダイナミックダンパーを採用。

●

液封マウントの採用。(全車)

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トランスミッションマウントブラケットに補強剛性アップ。

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パルセーションダンパーによる燃料吐出脈動音解消。
〈排気系騒音低減〉

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サイレンサーの容量をアップ。

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エキゾーストパイプに整流板を採用。
〈風切音低減〉

●

高剛性サイド見切りサッシュ採用。

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ドアサッシュに大型断面中空構造の三重シールを採用。

●

センターピラー中空シール採用による密閉度アップ。


亜鉛メッキ鋼板使用部位図

亜鉛メッキ鋼板使用部位図



澄んだ音色が気持ち良い、ドアの開閉音。
ドマーニのめざす気持ち良さは、ドアの開閉音にまで徹底しました。そのチューニングの方法にも、人間工学のSD法を駆使。ドアの開閉音の嗜好性を分析し、結果を周波数と音圧、さらに収束時間に当てはめ、嗜好性の分布図を作成しました。このデータをクリアするドアとドアロックを作るために、具体的には、低い周波数と高い周波数だけを短い収束時間に出すようにチューニング。ドアサッシュ部にオープニングシールを設けたことなどにより、多くの人が気持ち良いと感じる開閉音を実現しています。


細心の防錆対策で、ロングライフボディを実現。
美しい外観と優れた耐久性をめざして。ドマーニは、ボディの高剛性化を進めるとともに、細心の注意を払って徹底した防錆処理、耐チッピング処理を施しました。

〈防錆処理の具体的な工夫〉

(1)

錆に強い亜鉛メッキ鋼板をボディの各所に使用。

(2)

下塗り塗装がボディ内部まで充分に塗布されるように、スポット溶接部以外は極力隙間を設ける浮かし構造化し、塗装のエアポケットを防止するエア抜穴を適正化。

(3)

フード、ドア、トランクなどの錆びやすいヘミング末端にダストシーラーを塗布し、フロア下面をはじめチッピングダメージを受けやすい部位には塩ビゾルコートを塗布。

(4)

水が侵入する構造部位の水抜穴を効率的に設定するとともに、水が抜けにくい部位には防錆ワックスを塗布。

(5)

サイドシル部は、溶接フランジを水の溜まりやすい下向きから横向きに変え、さらに樹脂製ガーニッシュでカバーして石はねなどによるダメージを防止。


地球や社会にとっても、
きもちいいクルマであるために、リサイクル化を推進。
地球環境保全の視点から、クルマ自体の部品をできるかぎり再利用するために、ドマーニはリサイクル化にも取り組みました。まず、樹脂部品のなかで特に大きな割合を占める前後バンパーのリサイクル化に対応。バンパーをボディに直接取り付ける構造とすることで、樹脂部品だけを取り外しやすくし、解体の作業性を向上させました。しかも、バンパーのリサイクル材をリアコンビランプのインナーカバーに再利用するとともに、リア・エアアウトレット、フューエルパイプカバー、フロントスプラッシュガードへの再利用も進めています。同時に、原則的に100g以上の樹脂部品には、選別しやすいように材料記号を明示し、リサイクル性を高めています。



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