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開放感と安心感で包み込む、
コクーンイメージ・インテリア。 |
乗り込んでから降りるまで、安全という裏付けのある安心感を与え、さらに運転しやすく疲れにくい、快適な居住空間を求めて。きわめて高い安全性能を追求するとともに、ジャストアメニティというテーマのもと、インテリア・デザインを進めました。基本的には、下部は包まれるようなホールド感を、上部はワイドに広がるグラスエリアで開放感を醸成。広々とした足元とヘッドクリアランスを確保するとともに、キャビンは、コクーン(まゆ)をイメージの原点に、インパネからドアライニング、リアシートバックまでの滑らかに連続する一体感で包み込むように設計。一つの塊から削り取るように造形された居心地のいい空間を生み出しています。その結果、“まゆ”の中に居るような心地よく包まれる安心感と、広々とした開放感を両立。ドライバーも、助手席や後席に座っている人も、自然に手足を動かす範囲では不本意にどこかにぶつかったりしない。必要な操作はすっと手を伸ばせばできる。このような、ちょうどいい距離感ときもちいいホールド感をあわせもつインテリア空間に仕立て上げています。

優れた機能性とデザイン性をもつ、ツートーンインパネ。 |
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フロントウインドウの映り込み防止と明るい室内を両立させるために採用したのが、ツートーンインパネです。インパネ上部を明度の低い色合いとし、それ以外の部分に明度の高い色合いを施した、ツートーンカラー。それも、たんに色の塗り分けではなく、質感を重視して、明度の異なるパッドを組み合わせることで、2層を形成。高い機能性とともにモダンで美しいインテリア空間を演出しています。さらに、インパネまわりでは、新感覚ラウンドメーターパネルも採用。これは、メーターが取り付けてあるパネルそのものをドライバーに向けてラウンドさせたもので、視認性が高く、デザイン的にもスポーツマインドあふれる印象に仕上げています。また、本木目調パネルをVi、Si、Si-Gに採用し、上質感を高めています。 |
きもちいいセダンの基本となる、新発想ソフトフィットシート。 |
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快適に、しかも疲労を残さないように移動するために、大切な役割をになうのが、シートの形状とホールド性です。誰が乗ってもきもちいいセダンをめざすドマーニは、人間工学のSD法も用いて、フロント、リアともに今までとは異なるシートづくりに取り組みました。それは、フィット感がありながら、座面を適度にたわませてさまざまな人の座る姿勢や体格に合わせる、腰にやさしいシートです。一般的に姿勢重視のシートは骨を支持しますが、ドマーニは体圧分布をコンピュータ解析し、面圧を均一にして体を保持する設計を採用。あえてランバーサポートなどのアシスト機能を用いずに、硬度を下げたパッドにより、しっかりとサポートしながらも適度なクッション性をもつ、ソフトフィットの疲れにくいシートを完成させました。そのデザインには、サイドサポートの腰のあたりにワンポイントを施し、上質なファブリックで仕立てたモダンファニチャー感覚を持たせました。また、運転席には、30ミリの上下幅をもつパワーハイト機能(Vi、Si-G)も装備しています。 |
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体圧分布解析図
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