FACT BOOK
CR-V
CR-V 2006.10.12
Ecology
きめ細かな配慮を積み重ねた、高水準の環境性能。
Photo
国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を全タイプで取得。
高精度な空燃比制御などによる高効率な燃焼に加え、後方排気システムや低ヒートマス排気管、高密度キャタライザー、外部EGRの採用などによって、排出ガス中の有害物質、NMHC(非メタン炭化水素)、NOx(窒素酸化物)、CO(一酸化炭素)をそれぞれ低減し、平成17年排出ガス規制に適合。さらに、NMHCとNOxを基準値の1/4以下にまで低減するなど、極めて優れた排出ガス浄化性能を実現。全タイプで国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得しています。
「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定車表示マーク 「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定車表示マーク
平成17年排出ガス規制のNMHC、NOxについて基準値を75%以上下回る優秀な環境性能を達成した車両に与えられます。

「平成22年度燃費基準+10%達成車」レベルを実現。(4WD車)

i-VTEC機構のバルブ制御をはじめとする高効率な燃焼技術によって、エンジン単体での優れた低燃費を実現。そのうえで、トランスミッションのきめ細かな制御による伝達効率の向上、細部にわたる軽量化、空力性能の向上などにより、4WD車では「平成22年度燃費基準+10%達成車」レベルの優れた燃費性能を実現。さらに、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得したことで“グリーン税制”の優遇措置を受けることができます。
2WD(FF)車についても、装着するメーカーオプションによっては、「平成22年度燃費基準+10%達成車」となり、グリーン税制の対象となる場合があります。
「平成22年度燃費基準+10%達成車」表示マーク 「平成22年度燃費基準+10%達成車」表示マーク
平成22年度燃費基準を10%以上上回る優れた燃費性能を達成した車両に与えられます。
骨格および部材レベルで軽量化を推進。
走行性能や燃費性能の向上に寄与する軽量化をボディ全体にわたって取り組みました。骨格部材の配置と結合部構造を最適化したうえで、効率よく強度を確保するため、厚さの異なる部材を溶接したテーラードブランク材を採用し、さらにハイテン材(高張力鋼板)の適用を大幅に拡大しました。また、サスペンション部品に積極的にアルミ材を使用したほか、室内の吸音材に軽量で高性能な材料を採用するなど、骨格や部材レベルで積極的に軽量化を推進しています。
リサイクル可能率90%以上を実現。
インテリア、エクステリアの樹脂部品からPVC(ポリ塩化ビニール)を積極的に減らし、リサイクルしやすく環境にやさしい材料選定を行いました。インテリア、エクステリアのほとんどの樹脂部品にリサイクル性に優れたオレフィン系樹脂材を採用。一部のインテリア樹脂部品やボディアンダーコートではPVCの使用を削減し、ASR中の塩素濃度を1%以下レベルにまで大幅に削減しています。また、ゴムや樹脂部品への識別記号の表示を推進するなど、リサイクル可能率をクルマ全体で90%以上としています。さらに、防音材など有機系材料部品の小型軽量化により、ASR量の削減も推進しています。
※Honda独自の算出基準による。 *Automobile Shredder Residue
リサイクル材の使用を推進。
Hondaは、リサイクル材の使用を積極的に推進しています。CR-Vでは、バッテリーカバー、バッテリーボックス、吸音材などに再生樹脂を使用しています。
環境負荷物質の使用量削減を推進。
Hondaは環境負荷物質と呼ばれる、鉛、水銀、カドミウム、六価クロムの使用量削減に積極的に取り組んでいます。CR-Vでは、鉛、水銀、カドミウムについては、日本自動車工業会が定める自主削減目標を達成。六価クロムについても早期使用全廃を目指し、ほとんどの部品で使用を廃止しています。

[日本自動車工業会の定める環境負荷4物質自主削減目標]
・鉛:2006年1月以降1996年レベルの1/10以下に削減
・水銀:2005年1月以降使用全廃(交通安全の観点で使用する部品は除く)
・六価クロム:2008年1月以降使用全廃
・カドミウム:2007年1月以降使用全廃
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