ワイドトレッド化により、優れた操縦安定性としなやかな乗り心地を獲得したうえで、リニアでダイレクト感のあるハンドリング性能を実現するために、ステアリングギアボックス配置やボディ/サブフレーム構造を含め、サスペンションジオメトリーを追求し、すべてを新設計としました。リアサスペンションのアッパー/ロアアームのワイドスパン配置により接地点剛性を11%高め、安定性を大幅に向上。ステアリングギアボックスを低く、サブフレームにオフセットなく配置することによりステアリングまわりの剛性を向上し、ダイレクト感のあるステアフィールを獲得しました。また、ロングホイールベース化やフロントのキャスタートレール量の増加により直進性を向上。旋回時には、フロントはバンプ時のトーアウト量を少なくし、リアは横力ステア特性を弱トーイン設定とするとともに内外輪の対地キャンバー特性を最適化することで、安定性を高めています。さらに、コンプライアンスブッシュの特性やリアのダンパー配置を見直すことで乗り心地も向上しています。
比較数値は従来モデル(シビック フェリオ)比 Honda測定値
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