■アルミロッカーアーム
アルミ化により従来の鉄製に対して約35%軽量化しています。なお、シンクロピストンのガイドには摩耗防止のためスチールのスリーブを圧入しています。
■エキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッド
シリンダーヘッド内で燃焼ガスを集合させるエキゾーストマニホールド一体構造により、従来構造に対して約5%軽量化しています。
■樹脂ヘッドカバー
軽量な樹脂製を採用することで、従来のアルミ製に対して約40%軽量化しています。
■高強度熱間鍛造クラッキングコンロッド
クラッキングコンロッドは、ロッド部とキャップ部を一体で鍛造し、この2部品を割るように分割。分割面の凹凸によって位置決めができるためノックピンを不要としました。さらに、強度の高い材料を用い、疲労強度を約50%高めたことで、ロッド部の断面積を約20%低減しています。これらにより、コンロッド単体で従来構造に対して約13%の軽量化を実現。しかも、コンロッドの慣性重量が低減することによりクランクシャフトも同等の軽量化が可能となるほか、慣性モーメントも小さくなることから高回転化にも貢献します。
■細幅カムチェーン
チェーンの配列を見直し、細幅化を実現。また、チェーンガイドやチェーンテンショナーアームのオール樹脂化、テンショナーボディのアルミ化により、軽量化に貢献しています。
■オイルポンプ内蔵チェーンケース
オイルポンプ、チェーンケース、マウントブラケットの3部品を一体化。エンジン全長を短縮するとともに、従来構造に対して約10%軽量化しています。
数値はHonda測定値
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