CIVIC - 1995.09


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FACT BOOK
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テーマ(4)


万一のさいの乗員保護を最優先するパッシブセーフティ。

万一のさいを想定し、あらゆる方向からの衝撃に対する安全性の向上を図る。乗員保護を追求する。そんなパッシブセーフティの思想から、数かずの配慮が施されています。
 
全方位にわたって衝突安全を考慮した高剛性ボディ。
万一、事故が発生したさいを想定し、全方位衝突安全対応、高剛性キャビンと最適クラッシャブル構造、全世界基本骨格統一ボディの実現をめざして開発を進めました。
 
正面衝突対応
正面衝突に対しては、フルラップバリア、アングルバリア、オフセットバリアに対応。効率のよいクラッシャブル構造とし、衝突のさいのエネルギーを効果的に吸収できるよう、フロントサイドフレーム、サイドシル、フロアフレームなど基本骨格部材の最適化を図りました。とりわけ、より現実的な事故を想定したオフセットバリアにおいては、フロントサイドフレームでエネルギーを吸収、ピラー、サイドシル、フロアフレームでキャビンをしっかりと守る構造としています。
 
側面衝突対応
センターピラーやドアまわり、サイドシルなど細部にわたって徹底的に見直し。アメリカ連邦新側面衝突基準レベルの乗員保護性能を確保しました。
 
後面衝突対応
追突された場合を想定し、トランクルームが効果的にエネルギーを吸収、キャビンの生存空間を確保する構造としました。
 
ロールオーバー対応
車体が横転したさいでも生存空間を確保するとともに、乗員の車外放出や燃料漏れを防止するために、さまざまな事故のケースを想定したテストを繰り返し、対応を図っています。
 
運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム。
(シビックSiR、シビックフェリオSiを除く全タイプにメーカーオプション)
シビック、シビックフェリオは、さらに高次元の乗員保護性能を求め、運転席用および助手席用のSRSエアバッグシステムを幅広く設定しました。
このシステムは、シートベルトを正しく着用していてもステアリング(助手席側は室内前部)に頭部や顔面を強打してしまうような前方向からの強い衝撃時に、センサーが設定値以上の衝撃を感知してステアリング(助手席用はインパネ上部)内のエアバッグを瞬時に膨張・収縮させ、衝撃を緩和するシステムです。
運転者のみならず助手席乗員の保護を図ります。
SRS(Supplemental Restraint System)エアバッグシステム〔シートベルト補助乗員保護装置〕は、あくまでもシートベルトと併用することによって大きな効果を生むシステムとして開発されたものです。従って、その乗員保護効果は、シートベルトを正しく着用してはじめて発揮されることをご理解くださるようにお願いいたします。

運転席用&助手席用SRSエアバッグ膨張時
運転席用&助手席用SRSエアバッグ膨張時の写真を合成したものです。カットボディによる撮影
衝突角度(正面)

全面衝突

側面衝突

全方位衝突安全対応、高剛性&クラッシャブルボディ
全方位衝突安全対応、高剛性&クラッシャブルボディ

側面衝突

後面衝突

生得角度(後面)
   

生得角度(側面)

   


側面衝突のさいの室内へのドア侵入量の低減を図る高剛性ドアビーム。
 
高剛性ドアビーム

高剛性ドアビーム

フロント・リア3点式ELRシートベルト。(リア中央は2点式マニュアル)
 
フロント・アジャスタブル・シートベルトアンカー。(シビックフェリオ)
 
シートベルト締め忘れ警告灯と警告ブザー。(運転席)
  
カーペットからライニング、シート表皮、パッドにいたるまで、内装すべてに採用した難燃材。
 
チャイルドプルーフ。
 
ステアリング・センターパッド内に衝撃吸収のためのダンパーを設定。(SRSエアバッグシステム装着車を除く)



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