CIVIC - 1995.09


CIVIC
FACT BOOK
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テーマ(4)



SAFETY


クルマの基本研究段階からの積極的な安全への取り組み。

開発のスタート時点から、安全性を考慮し、積極的にその対応を行なう。シビックにおいては、とりわけワールドワイドな視点からの、より高水準な安全性の確立が求められました。そのため、車両デザイン、設計の基本段階から安全性の具体化を図りました。
ボディの構造、4輪ダブルウイッシュボーン・サスペンションをはじめとするシャシーなどはもちろんのこと、ワイドな視界の確保やドライビングポジションの最適化、そして本来の機能を最大限に発揮することを主眼にデザインされたライト類といったさまざまな角度から検討が加えられ、磨きあげられ、最良の形にまとめあげられていったのです。


事故を未然に防ぐための積極策、アクティブセーフティ。

事故を未然に防ぐという視点から、積極的な対応を図り、より安心感のある運転環境を創造する。それが、アクティブセーフティです。

より多くのユーザーに選択していただけるよう、適用を拡大した3チャンネル・デジタル制御ABS(4輪アン チロックブレーキシステム)。

濡れた路面や雪道などの滑りやすい状況における急制動時に、コンピュータ制御によって素早く精密にポンピングブレーキを行ない、ブレーキロックを防止。路面状況に応じた最適なブレーキコントロールを行なうとともに、ハンドリングによる回避能力を確保する高度なシステム、それがABSです。
今回は、これを初めて、リア・ドラムブレーキ車にも追加。ABS制御のために重要な情報である車輪速を感知するセンサーをドラムブレーキにコンパクトに内蔵することで、適用の幅を広げました。
また、油圧ユニットやECUの小型・軽量化を進め、これまでと同等の性能を身近かな価格で、より多くのユーザーに提供できるようになりました。
*シビックRi、VTi、SiR・II、シビックフェリオMi、Vi、Si・IIにメーカーオプション。

さらに進化・熟成を重ね、操縦安定性を大幅に向上させた4輪ダブルウイッシュボーン・サスペンション。

滑りやすい路面状況でも高い走破性を発揮するビスカス・カップリング式LSD(リミテッドスリップデフ)

夜間運転の安全性を高める、大型で大光量のヘッドライト。

後続車からの視認性を高めるハイマウント・ストップランプ。


 
ホンダ独自のグローイングセーフティ思想

●クルマの基本研究段階から行なう安全への取り組み。
●事故を未然に防ぐためのアクティブセーフティ。
●万一のさいに乗員を保護するためのパッシブセーフティ。
●安全運転の普及、向上のための取り組み。

この4つの方向から安全をみつめ、「安全性と走る楽しさが両立するレベル」まで高めていくこと。それらを高価なものとしてでなく、広くその価値をお届けすること。
この「グローイングセーフティ思想」にもとづき、ホンダはハードとソフトの両面から安全性の向上に努めています。
 
4つの方向からの安全




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