変速ショックがなく、エンジンの特性をいかんなくスムーズに伝達。 |
ホンダマルチマチックは、油圧によって溝幅を変化させられるドライブ(入力側)、ドリブン(出力側)の2つのプーリーと、それをつなぐ金属ベルトによって変速機構を構成しており、ドリブン軸に配置した湿式多板発進クラッチを加え、オートマチック・トランスミッションとして機能します。
2つのプーリーは、アクセル開度や車速などの条件によって油圧を変え、溝幅を変化させます。これにともない、金属ベルトの伝達ピッチ径を変化させて、変速を行なうわけです。この作動をフル電子制御による高精度な油圧コントロールで連続的に行なうため、全域で伝達効率にすぐれ、理想的な変速特性に最も近いパフォーマンスを引き出す画期的なシステムといえます。おもな特長としては、
●エンジンの特性をフルに引き出す伝達効率の高さと、すぐれた加速性能。
●変速比を無段階に変化させることによる変速ショックのないスムーズな走行性能。
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エンジンの最適燃費領域の有効利用、トルクコンバータ廃止によるスリップロスの低減などがもたらす燃費向上効果
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最適なクリープを設定した、オートマチック・トランスミッションとして違和感のない操作性。
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などが挙げられます。 |
エンジンの特性をフルに引き出す変速機構
●加速特性の向上
●変速ショックの解消 |
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燃費の向上
●エンジンの最適燃費領域の有効利用による効率アップ
●トルクコンバータの廃止によるスリップロスの低減 |
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