CIVIC - 1992.07

CIVIC
シビック20年の歩み
 
シビックの変遷

1980●昭和55年

  ホンダ初のステーションワゴン〈シビックカントリー〉を新発売
同時にシビック1500シリーズに、パワーステアリング装備の最高級タイプ「EX」を追加し発売

多様化、個性化するカーライフに応えて、ホンダ初のステーションワゴン〈シビックカントリー〉がシビックシリーズに加えて新発売されました。
この〈シビックカントリー〉は1500cc新CVCCエンジンを搭載。従来のシビックがもつすぐれた居住性と経済性、高い動力性能を備えながら、広いラゲッジスペースによって多用途に使用できるステーションワゴンで、5速ミッション仕様とホンダマチック仕様の2タイプを設定しました。
また、同時に発売されたシビック1500シリーズの新タイプ〈シビック1500・5ドアEX〉は、パワーステアリング、パワーウインドウを標準装備し、内外装の充実を図ったシビックの最高級車です。
これによりシビックシリーズは、1300/1500シリーズ合わせ、13タイプと充実しました。

〈価格/発売タイプ〉

昭和55年1月23日発売 (単位:千円)
タイプ 地区
東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌
シビックカントリー 5速 950 952 956 971 971 989
AT 970 972 976 991 991 1,009
シビック1500・5ドア EX 5速 1,047 1,049 1,053 1,068 1,068 1,086
AT 1,067 1,069 1,073 1,088 1,088 1,106

〈シビックカントリーの主な特長〉
 
CVCC水冷直列4気筒OHCエンジンを搭載。
総排気量:1,488cc、最高出力:80PS/5,500rpm
最大トルク:12.3kgm/3,500rpm
燃料消費率:24km/L
(5速マニュアル車、60km/h定地走行テスト値)
使い勝手にあわせて4段階に角度調節ができるバリアブルリアシート。
リアシートをたためばフラットな床面の広いラゲッジスペース。
運転席の横に電磁式テールゲートオープナーを装備。
スチールラジアルタイヤを標準装備。
チャイルドプルーフ機構を採用。
木目調サイドパネルを発売記念として1500台標準装備。
 
〈シビック1500・5ドアEXの主な特長〉
 
1500ccクラス初の車速応動型パワーステアリングを装備。
パワーウインドウを装備。
スタイリングをひきしめるサイドプロテクションモールを採用。
質感の高いフルファブリックシート表皮を採用。

シビックカントリー
シビックカントリー(サイド木目パネルはオプション)

  シビック1300シリーズにCVCC-IIエンジンを搭載、燃料経済性、動力性能を向上して発売
同時にOD付ホンダマチック機構を採用

シビック1300シリーズにCVCC-IIエンジンを搭載し、燃料経済性、動力性能を向上して発売しました。
同時に、シビック1300シリーズのホンダマチック車に、すでにアコード、プレリュードに採用し高速時のすぐれた燃料経済性、静粛性で好評のOD(オーバードライブ)付ホンダマチック機構を採用しました。

〈価格/発売タイプ〉

昭和55年6月11日発売 (単位:千円)
タイプ 地区
東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌
シビック1300 3ドア SE 761 763 767 782 788 806
GL 847 849 853 868 868 886
5ドア SE 804 806 810 825 831 849
GF 885 887 891 906 906 924
・OD付ホンダマチック車50,000円高

〈主な特長〉
 
CVCC-II・EJ型エンジンを搭載、燃料経済性、動力性能を向上。


今回 従来
総排気量(cc) 1,335 1,335
最高出力(PS/rpm) 72/5,500 68/5,500
最大トルク(kgm/rpm) 11.0/3,000 10.0/3,500
燃費 10モード(運輸省審査値) 16km/L
(4速マニュアル車)
12.5〜13.0
60km/h定地走行テスト値 24km/L
(4速マニュアル車)
19〜23km/L

 
チャイルドプルーフ機構を新たに採用(5ドアSE)。

シビック1500・4ドア セダンEX
シビック1500・4ドア セダンEX

  〈シビック1500〉〈シビックカントリー〉にCVCC-IIエンジンを搭載
また、OD付ホンダマチック機構を採用

〈シビック1500〉と〈シビックカントリー〉に、すぐれた燃料経済性と高い動力性能をもつCVCC-IIエンジンを搭載、内外装も充実して発売しました。
また、ホンダマチックは高速走行時の静粛性と燃料経済性にすぐれたOD(オーバードライブ)機構となりました。
これによりホンダの乗用車はすべてCVCC-IIエンジン搭載車となり、ホンダマチック仕様車はすべてOD機構付となりました。

〈価格/発売タイプ〉

昭和55年8月1日発売 (単位:千円)
機種 ドア タイプ ミッション 東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌
シビック1500 3 GL 4速 867 869 873 888 888 906
CE 5速 897 899 903 918 918 936
CX 5速 987 989 993 1,008 1,008 1,026
5 GF 4速 905 907 911 926 926 944
A/T 955 957 961 976 976 994
CF 5速 932 934 938 953 953 971
A/T 962 964 968 983 983 1,001
EX 5速 1,057 1,059 1,063 1,078 1,078 1,096
A/T 1,087 1,089 1,093 1,108 1,108 1,126
カントリー 5速 970 972 976 991 991 1,009
A/T 1,000 1,002 1,006 1,021 1,021 1,039
・A/T:ホンダマチック仕様(OD付)

〈主な特長〉
 
CVCC-II・EM型エンジン搭載。
総排気量:1,488cc
最高出力:80PS/5,500rpm、85PS/5,500rpm(CXタイプ)
最大トルク:12.3kgm/3,500rpm
5ドア車の後席ドアは全車チャイルドプルーフ機構付。
スタイリングをひきしめるサイドプロテクションモールとドアモール(GL、GFをのぞく)。
CXタイプには新たにフットレストを装備。

  FF・ノッチバックスタイルの
〈シビック4ドアセダン〉新発売
FF2ボックス車“シビック”が持つ〈経済性、機能性、合理性〉などベイシック・カーとしてのすぐれた特長を継承しながら、同時に〈居住性〉〈静粛性〉〈質感〉を追求した本格的なFFノッチバック・ファミリーセダン=シビック4ドアセダン=を発売しました。
これにより、シビックシリーズは、ハッチバックスタイルの〈シビック1300/1500〉と〈シビックカントリー〉、〈シビックバン〉とこの〈シビック4ドアセダン〉を加え計5機種と充実しました。

シビック1500 CX-S
シビック1500 CX-S

〈価格/発売タイプ〉

昭和55年9月11日発売 (単位:千円)
タイプ 地区
東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌
シビック 1500
4ドア セダン
CL 925 927 931 946 946 964
CF 952 954 958 973 973 991
EX 1,122 1,124 1,128 1,143 1,143 1,161
・OD付ホンダマチック車は30,000円高(CLは除く)

〈主な特長〉
 
エンジンはすぐれた燃料経済性と高い動力性能を発揮するEM型CVCC-II。
スタイリングは、シビックがもつ低重心・台形ボディを基調にしたワイド&ローの安定感あふれるノッチバックスタイル。
機能の追求から生まれた広い居住空間と十分なトランクスペースを確保しながら、ファミリーセダンにふさわしい明るく健康的なデザイン。
快適な乗り心地と走破性にすぐれたFF+4輪独立懸架。
適確なハンドリングが得られるラック&ピニオン式ステアリング。
充実した装備。OD付ホンダマチック(CF、EX)/車速応動型パワーステアリング(EX)/パワーウインドウ(EX)/トランクリッドオープナー(CF、EX)/フューエルリッドオープナー(EX)/チャイルドプルーフ機構付リアドア/トランクスルー機構付リアシート(EX)
前輪に大径サーボ(油圧真空倍力装置)付ディスクブレーキ、後輪にオートアジャスト機構付ドラムブレーキを採用。

  スモークドガラスサンルーフ仕様の
〈シビック1500CX-S〉を発売

新発売の〈シビック1500CX-S〉は、85馬力のCVCC-IIエンジンを搭載しスポーティな走りで好評のシビック1500CXに開放感あふれるスモークドガラスサンルーフを装備したものです。
このサンルーフは、サンシェード(日よけ)付で、チルトアップ機構を備え、しかも簡単に脱着でき、四季を通して、また、天候に応じて4通りに使い分けることができます。

〈価格/発売タイプ〉

東京、名古屋、大阪、福岡地区 昭和55年9月18日発売
仙台、札幌地区 昭和55年10月1日発売
(単位:千円)
タイプ 地区
東京 名古屋 大阪 福岡 仙台 札幌
シビック 1500 3ドア CX-S 1,027 1,029 1,033 1,048 1,048 1,066




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