CIVIC - 1991.9


CIVIC

CIVIC



ボディ




BODY

 

高効率と高品位をテーマに、
骨格自体のあり方からとらえ直した高剛性ボディ。


  

高剛性化と低NVH化だけでなく、安全と環境面からもアプローチしたボディ開発コンセプト。
 
高性能な走りには、ボディそのもののポテンシャルの高さが求められます。運動性能に優れた軽量ボディのなかで、いかに強度と剛性をもたせていくか。いかに静かで振動の少ないものに仕上げていくか。これらは、いわばボディに課せられた、永遠のテーマと言えます。
シビックはそのため、
(1)運動性能やNVH性能を含めた快適性
(2)衝突時の安全性
(3)軽量化やリサイクル化・ロングライフ化などの環境適合性

の3つの角度から、これからの時代の高性能ボディの開発に取り組みました。それぞれがきわめて重要なテーマであり、今回の試みはじつに広範囲にわたって行なわれています。

 高剛性モノコックボディ


シビック

シビックフェリオ

シビック

シビックフェリオ


 

ロングホイールベースと新エンジンルーム・パッケージが生んだFFとして理想的な前後重量配分。
 
フロントタイヤを70mm前に移動するなど、サイズ拡大と同時にロングホイールベースを実現。そのうえで、エンジンルーム内のパッケージを変更。従来タイヤの前にあった約14kgのバッテリーを後方へ、つまりクルマの重心近くに移動して重量バランスの向上を図っています。
同時に、新フロントサスペンションの採用や、ラジエーターとコンデンサーを並列にレイアウトして高効率・小型化を図るなど、クルマの最前部と最後部の重量を軽くし、運動性能をいちだんと向上させました。

 
新エンジンルーム・パッケージ
新エンジンルーム・パッケージ





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