CIVIC - 1991.9


CIVIC

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指標(1)

これからの主人公である
世界の若者と、行動をともにすることから生まれた
新発想の「スペース・デザイン・コンセプト」。
 



インテリア イメージ・レンダリング 1

インテリア イメージ・レンダリング 2


インテリア イメージ・レンダリング 3

インテリア イメージ・レンダリング


ホンダは開発を始めるにあたり、世界というフィールドで、もう一度若者をとらえ直すことからスタートしました。そのために、開発スタッフのなかでもいちばん若いメンバーたちが、国内はもとよりアメリカ西海岸やフロリダなど、またヨーロッパではドイツを拠点として、世界の若者に耳を傾け、ある時には長期にわたり行動をともにするなど、彼らが何を求め、どんな目的のためにクルマを用い、そのクルマで何をするかなどをつぶさに調査。そしてここから、じつに多くの、アイデアが次々と具体化されていきました。
なかでも最大の発想の転換は、シビックは5人乗りだとする概念をある部分ではあっさりと捨て去り、それぞれの目的別に一から考え直した独自のスペース・デザイン・コンセプトにあります。
シビックの「ワンルーム&ツインゲート」の考え方は、若者たちはほとんど前席しか使っていないという現状から、リアのスペースも思いきって前の2人のために提供し、楽しいコトをいっぱい積みこめるようにしよう、とのアイデアから生まれたものです。そしてリアシートとして使うときには、誰もがおなじ快適さを味わえるレベルにまでもっていく。さらにリアは、上下に開くツインゲートとし、遊びの道具で使い分けができるなど、きわめて自由な空間デザインです。
また、シビックフェリオの「カップルズ・セダン」の考え方も、2人のコミュニケーションを基本に、ときには2組のカップルが、自由にクロスしてコミュニケーションできるようにという考え方で創造されたもの。シンプルで、かつモダン・ファニチュアでコーディネイトされたような快適な空間のなかにも、必要アイテムが組みこまれ、いつでもたのしい気分で乗れる“パーティ・コンフォーター”をキーワードに開発されています。





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