CIVIC - 1991.9


CIVIC

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開発コンセプト(ニューベンチマーク・カー)



いままた、指標となるクルマへ。
ニューベンチマーク・カー、
シビック誕生。
 

NEW BENCHMARK CAR

ホンダはシビックに結実させたあたらしい基本コンセプトを、
「ニューベンチマーク・カー」の名のもとに提案していきます。



これからの主人公である世界の若者に向けて。
クルマの、「あたらしい基本形の創造」に挑みました。

2000年という時代は、どういう動きをするのか。
クルマのめざす方向や、そのための技術はどう変化していくのか。
すでに地球環境問題が世界中で叫ばれはじめてきているように、間違いなくやってくる時代があります。そのためにホンダは、開発当初より、さまざまな視点から次の時代を予測し、あたらしい考え方や技術をもったクルマづくりに取り組んできました。
すなわち、未来への数多くの提案をもったクルマ、ニューベンチマーク・カーの具体化です。
ベンチマークとは、測量における水準点、水準基標、基準、を意味します。言いかえれば、ニューベンチマーク・カーとは未来を測量しうるクルマであり、今後の指標ともなるべき具体的提案をもったものでなければなりません。私たちは何より、そのことをめざして開発を進めました。

明日の人のために、地球のために、クルマとしてやるべきことをしっかりと把握し、それをきちんと成果として積みあげていくこと。そのためホンダは、従来のシビックにとらわれることなく、いいものは受け継ぎ、時代にそぐわないものは思いきって捨て去り、あたらしい価値をつくりあげることをめざしました。

こうしたことを背景に、ホンダは——

●低燃費と走りの両立
●乗り心地とハンドリングの気持よさの両立
●空力ボディと快適な居住空間の両立


これら両立がむずかしいテーマをテクノロジーコンセプトとして、さらに安全なども含めて自ら指標を定め、その実現に取り組みました。





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