CIVIC - 1991.9


CIVIC

CIVIC



指標(2)

走りだけでもない。低燃費だけでもない。
人と地球の未来のために、全方位効率アップを果たすことで、
いわばエンジンのもつ壁を打破した
「新VTECエンジン・フォーメーション」。 


全方位効率アップ


シビックは1973年のCVCCエンジン以来、世界に先がけて低公害・省資源を提唱し、いち早くそれを実践してきたクルマです。地球環境問題に対する明快な指針を打ちだすことは、あたらしいシビックの、開発当初からの最重要テーマでした。
また一方で、速く、力強く走りきることは人間の夢であり、ホンダがどのクルマにも求めつづけてきた永遠のテーマでもあります。つまり、ニューベンチマーク・カーとして、低燃費と走りの両立は必ず克服すべきテーマでありました。
ホンダは1988年、自ら開発した「可変バルブタイミング・リフト機構」を新たに発展させ、高回転・高出力だけでなく低燃費にも取り組むことで、大幅な全方位効率アップを果たした3つの新VTECエンジンを開発しました。
(1)低速域での片側の吸気バルブ休止と独自の希薄燃焼方式により、「軽自動車」なみの10モード燃費20.5km/Lを達成し、それでいて94ps/5,500rpmの高出力を身につけた超低燃費エンジン「VTEC-E」*1
(2)1.5Lクラス最強の130ps/6,800rpmを達成し、かつ10モード燃費16.4km/Lの低燃費を可能にした軽量コンパクトな「VTEC」*2
(3)自然吸気エンジンながらレーシングエンジンに迫る170ps/7,800rpmと充分な低燃費をあわせもつ「DOHC VTEC」*3
このようにホンダは、走りと低燃費という相反するテーマの両立を、現在考えうる最大限ともいえる高いレベルで実現。未来につづく、革新のエンジン・フォーメーションを完成させました。
*1 シビックETi 型式E-EG4、シビックフェリオETi 型式E-EG8に搭載。
*2 シビックVTi 型式E-EG4、シビックフェリオVTi 型式E-EG8に搭載。
*3 シビックSiR・II、SiR 型式E-EG6、シビックフェリオSiR 型式E-EG9に搭載。

●数値はすべて5速マニュアル車のものです。10モード走行燃料消費率の数値は運輸省審査値です。●燃料消費率は、定められた試験条件での値です。従って走行条件等により異なります。●最高出力はネット値です。「ネット」とはエンジンを車両搭載状態で測定したものです。

※シビックフェリオVTi5速マニュアルは、15.4km/Lとなります。





←前のページへ---目次へ---次のページへ→