CIVIC&CR-X - 1987.09


CIVIC & CR-X
FACT BOOK
CIVIC&CR-X
ENGINE


マニュアルトランスミッションも、オートマチックも、さらに大きく進化。

マニュアルトランスミッションの軽量化
マニュアルトランスミッションのシフトフォークをアルミダイキャスト化することで、剛性の向上と軽量化を同時に図っています。さらにレリーズベアリングのスリーブ、ベアリングのリテーナー、スピードメータードライブギヤ、オイルガイドプレートなどに樹脂部品を採用。耐久性を保持しながら軽量化を実現しています。
アルミシフトフォーク
アルミシフトフォーク
 

ターンオーバー型クラッチ
ダイヤフラムスプリングの取付け構造をリベットかしめから、プレス加工によるカバー一体かしめ構造とし、耐久性を向上するとともに、操作フィーリングを高めました。
ターンオーバー型クラッチ
ターンオーバー型クラッチ


電子制御(PGM)ロックアップ機構付4速オートマチック。
ホンダ独自の軽量・コンパクト二軸平行式設計。薄型クラッチ、新開発のニューフロー・トルクコンバーター(1.3L系は除く)などの採用により、驚異的な小型・軽量化を達成。さらには、発進・加速性、燃費の向上も実現しています。また、新設計の油圧制御回路により、変速ショックを軽減。ロックアップは、車速、スロットル開度、エンジンの回転数などに応じて最適領域で作動し、スロットル低開度域からのロックアップも可能にしました。しかも加速にくわえ、減速ロックアップ(シビック3ドア23L、25R、4ドア35U、35Mを除く)の採用で、広い領域できめ細かいコントロールを実現。スムーズ&ダイレクトなレスポンスを発揮すると同時に、低燃費を可能にしています。

D4レンジ

1速から4速まで自動変速。2、3、4速でロックアップが作動。ほとんどの一般走行が可能です。

D3レンジ

1速から3速まで自動変速、減速ロックアップは2、3速で作動。パワフル走行や坂道で有効です。

2レンジ

2速固定位置。急な下り坂など、強力なエンジンブレーキが必要なときに実力を発揮します。
電子制御(PGM)ロックアップ機構付4速オートマチック


4-SPEED AUTOMATIC
電子制御(PGM)ロックアップ機構付4速オートマチック


ニューフロー・トルクコンバーター
トルコンステーターの形状を変更し、オイルの流れを変えることで、トルコン領域を拡大。エンジンの高出力化に対応し、発進くいつき性、加速性ともに向上させました。特に、常用域では、効率アップによりアクセル踏み込み量が少なくてすみ、燃費向上を実現しています。
(1.3L系を除く。)




←前のページへ---目次へ---次のページへ→