CIVIC&CR-X - 1987.09


CIVIC & CR-X
FACT BOOK
CIVIC&CR-X
ENGINE


優れた静粛性を求め、徹底してN.V.(ノイズ・バイブレーション)を低減。

慣性主軸式エンジンマウント
エンジンの慣性主軸上の左右にメインマウントを配置。アイドリング振動の車体への伝達レベルを大幅に減少させました。また、エンジンの前後にワインドストッパーとして最適にセッティングされたラバーマウントを配置。発進時や制動時のエンジントルク変動をスムーズに制御し、振動を低減しています。

フローティング式ハーフシャフト
ハーフシャフトをラバーでフローティングすることで、ドライブ系の騒音やこもり音を大幅に低減し、快適なドライビングを提供します。(シビック3ドア Si、Siエクストラの各5速車。CR-X Siの5速車。)

クランク軸のカウンターウエイトを4個から8個に増加。回転振動を低減しました。(1.3L 系を除く。)

クランク軸のメタル・クリアランスを縮小し、クランク軸の移動を少なくし、さらにメタル形状をより真円に近づけることにより油膜の保持力を高め、雑音の低減を図っています。

テンショナー位置を最適化し、ベルト共振を抑えました。

エキマニカバーの制振性を向上し、透過音と振動を抑制し、放射音の軽減を図りました。

シリンダーブロック・スカート部の剛性をアップ。透過音を抑えノイズを低減するとともに、振動も抑制しました。

アルミロッカーアームを採用するとともに、座標を最適化し、静粛性と剛性の向上を実現しています。

マニュアルトランスミッションの1、2速ギヤにフリクションダンパーを採用。歯車のたたかれを防止することにより、衝撃音を抑えました。

ギヤ各部のバックラッシュを改良。噛合い音の低減を図りました。


慣性主軸式エンジンマウント
■慣性主軸式エンジンマウント




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