CIVIC - 1972.07

CIVIC FACT BOOK
CIVIC 1972.7
なによりもまず安全な車であることホンダの積極安全思想がここにも貫かれています

■軽く、頑丈なモノコックボディ
ホンダシビックのボディは、キャビンを囲んでいるサイドレール、各ピラー、サイドシルなどがさらにボディ剛性を高めるモノコック構造。また衝突テストの結果をフルに生かして、万一の場合でも前部はフロントアクスルより前方が、後部はスペアタイヤがショックを吸収し、室内空間の変形が最少限になるよう設計されています。
軽く、頑丈なモノコックボディ
■室内に配管されたブレーキ、フューエルパイプ
ブレーキとフューエルパイプは、完全マウントされて室内のフロア面より高いサイドシル側壁に配管してありますので、ハネ石や路面などとの接触による損傷や腐蝕がありません。しかも、室内配管部分にはジョイント部がまったくありません。
■室外に独立配置したフューエルタンク
フューエルタンクを安全な車体後部のリヤシート下に独立配置。さらに後部にはスペアタイヤが格納され、タンクを保護しています。

■衝撃吸収式ステアリングハンドル
ステアリングシャフトの2個所にクロスジョイントを用い、しかもシャフトのセンターをオフセットさせていますので、強い衝撃を受けるとジョイント部が屈折して室内へのつき出しを防ぎます。また、ハンドルに強い衝撃が加わると、ハンドルコラム前側のブラケットが変形してコラムが沈み込み、エネルギーを吸収してドライバーへの衝撃を少なくする独自の構造です。さらに、ステアリングシャフトはラバーカップリングによりジョイントされていますので、ハンドルに伝わる回転方向の小さな振動を吸収します。

■3点式シートベルトが装着できるアンカレッジ
ドライバー、アシスタントとも、2点式のシートベルトを標準装備。しかも、前後席とも3点式のシートベルトが装着できるようアンカレッジを備えています。

■2段式ドアオープンストッパー
フロントドアは、2段モーションで開閉し、対人・対物への安全がはかられています。また、横からの衝撃を吸収する厚いドア構造。緩衝地帯となるよう、ドアと身体との距離も十分に確保されています。

■アンチバーストタイプのドアロック機構
ドアロックは、安全性の高いアンチバーストタイプ。キーがなくてもロックできるキーレスロッキングも装備しています。キーは、夜間時の使用にも便利な左右対称形。ドアインサイドロックは、操作のしやすいノブスライド方式です。

■うめ込みタイプのドアハンドル
ドアハンドルはインサイド、アウトサイドともうめ込み式のプルタイプ。インナーハンドルは操作のしやすいコ型です。開閉は、ワイヤーを通して行なう構造ですから、側面衝突時のドア開放も防止します。

■確認しやすい大型リヤコンビネーションランプ
リヤコンビネーションランプは、モールディングにより3つに仕切られ、上が橙色のウインカーレンズ、下の2つが赤色のテール、ストップレンズになっています。レンズは、いずれも光の拡散がよい魚眼レンズを採用していますので、後続車への表示が明確に行なえます。

■大型バックアップランプ
(スタンダード・デラックス・ハイデラックス)
リフレクターとバックアップランプをリヤコンビネーションランプと独立させてバンパーの左右2個所に内蔵。しかも大型レンズ、大型バルブ(23W)を使用しています。

■大型魚眼レンズ採用のサイドマーカーランプ
ブラケット ラバーカップリング







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