CIVIC - 1972.07

CIVIC FACT BOOK
CIVIC 1972.7
なによりもまず安全な車であることホンダの積極安全思想がここにも貫かれています
「無用な緊張感を与えず、乗る前から安心できる車であって欲しい」─この思想が、積極安全設計となってホンダシビックにも現われています。快適で広々とした居住性を備えていること、誰が乗ってもすぐれた走行安定性が得られることなども、事故を未然に防ぐ大切な安全ポイントです。もちろん、駐車灯ハザードランプ、発煙灯などの保安基準による安全設計も完備。また、衝撃に対しても十分な配慮がほどこされたキャビン、ドア、ステアリングハンドルなど、最も厳しいといわれるアメリカの安全規格(FMVSS)も考慮した内容を備え、安全な上にも安全が計られています。
■ドライバーの「注視野」を確保したパノラミックフロントウインド
「人間がごく自然にものを確認できる注視野の中にメーター以外は何も置かない」これを基本に設計しました。フロントウインドは、ワイドに広がるパノラミックとし、フロントピラーを大きく後退させた設計。さらに、ボディデザインはもちろんドライバーの目の位置(アイポイント)や、ボンネット長さなどから設定されたウインド傾斜角、三角窓のない大型曲面ガラスのドアウインドなどが、視界を大きく広げています。
■大型ワイパー
大型のワイパーブレードを採用していますので、広いワイピング範囲が得られます。しかも、ブレードとアームには防眩処理を施し、また強力モーターの採用により雪だまりも確実にワイプできます。
フロントウインドの可視範囲(度)
熱線入りリヤウインド(GL) ■熱線入りリヤウインド(GL)

雨中走行時のリヤウインドのくもりをすばやく取り去ります。
リヤウインドワイパー・ウォッシャーを新装備。

■上下に2分割されたルーミーなインストルメントパネル
見る機能を上段に、操作する機能を下段に配置したインストルメントパネル。メーター類は、より見やすくするため大きくして高い位置に、スイッチ類は扱いやすいよう手もとに近くレイアウトされています。もちろん、前面には危険な突起物をなくすとともに、パッドを設けています。また
ハンドルスポークはスイッチ類やメーターの読み取りに邪魔にならない形状。
インジケーターランプ類は、作動しない時はメーターパネルと同じブラックマスク。
メーターの照明は、目の疲労の少ないやわらかいブルー透過式。
ヒーターコントロールレバーなどを照すイルミネーションランプをハンドルコラムカバー左側に装備。(ハイデラックス・GL)
このように、ホンダシビックのインストルメントパネルは、安全への細心の注意がはらわれ、世界で最も厳しく、また合理的といわれているオーストラリヤデザイン規格(ADR)やアメリカの安全規格(FMVSS)も考慮した機能を備えています。
上下に2分割されたルーミーなインストルメントパネル



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