CITY - 1986.10

CITY
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FOOT WORK

しなやかな走りのための運動性能。
運動性能
イラスト:175/60 R13タイヤ+13インチアルミホイール装着車
低重心、ワイドトレッド、ロングホイールベースといった基本フォルムをいかし、スペース効率にも優れたローハイト・ストラット式フロントサスペンション、トーショナルビーム式リアサスペンション。ホンダが培ってきた技術が息づくサスペンションセッティング。
高速域での確かな直進性と、ドライバーの意のままにキビキビと反応するハイレベルな運動性能を発揮する洗練のフットワークです。


フロント

ローハイト・ストラット式
フロントサスペンション。

直進性に優れ、スポーティな運動性をもたらすホンダ伝統のストラット式サスペンション。スプリングとダンパーのマウントをパラレルに配置。十分なストローク量を確保しながらサスペンションの全長を短縮したことにより、低ボンネット化と、快適な乗り心地を同時に実現しています。

スプリングとダンパーのマウント ローハイト・ストラット式フロントサスペンション

トリポート型等速ジョイント
一体中空ドライブシャフト
トリポート型等速ジョイント+
一体中空ドライブシャフト。

パワーの伝達効率に優れたホンダ独自のトリポート型等速ジョイントと、防振性の向上をもたらす一体中空ドライブシャフトを採用。

アンチダイブ/アンチリフトジオメトリー。
安定した制動姿勢を確保するために、フロントサスペンションにはアンチダイブジオメトリーを、リアサスペンションにはアンチリフトジオメトリーをそれぞれに採用。制動時におこる前のめり現象を抑え、後輪の浮き上がりをなくす効果があるため、制動時の不快感をやわらげます。また、スタビリティの向上にも役立っています。


リア

トーショナルビーム式リアサスペンション
トーショナルビーム式リアサスペンション。
トレーリングアーム、パナールロッド、トーショナルアクスルビームからなる3リンク方式。 高速での直進性やワインディングにおけるタイヤの接地性に優れています。さらに、トレーリングアームは、アンチリフト効果を生みだしています。

ニュートラルステア・ジオメトリー
ニュートラルステア・ジオメトリー。
スタビライザーを内蔵した逆U字型アクスルビームのねじれにより、左右のトレーリングアームの角度を吸収。同時に、そのねじれの力により、最適なロール剛性を得ることで高い操縦安定性をめざしました。

プログレッシブ・コイルスプリング
プログレッシブ・コイルスプリング。
コイルスプリングはコイル上部の線形が細く、下部になるにつれて太い非線形のバネ特性を持っています。このためバネレートが一定でなく、1人から5人乗車時までの重量の変化にも幅広く対応。さまざまな路面で快適な乗り心地をもたらします。

ガス封入ダンパー
乗り心地を向上させるガス封入ダンパー。
リアサスには、激しい動きでも気泡の発生(キャビテーション)がないガス封入ダンパーを採用。路面から受けるわずかなショックから激しいショックまでをしなやかに吸収し、快適な乗り心地を可能にしています。

油圧反力感知方式パワーステアリング
((BB)(EE)に装着車を設定)
油圧反力感知方式パワーステアリング(GG)
低速時には軽く、走行時には発生する負荷に応じて、しっかりした手応えをドライバーに伝えます。いわば、道を読むように路面の状況に応じたハンドリングができるパワーステアリングです。



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