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ACCORD/ACCORD TOURER
Accord / Accord Tourer 2008.12.4
DYNAMICS パワートレイン
ワインディングもストレスなく駆け抜ける、磨き上げた走りの源泉。
206PSの高出力と優れた環境性能を両立した、2.4L DOHC i-VTECエンジン。
Honda独創のVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)に加え、吸気バルブタイミングの位相をエンジン負荷に応じて連続的に制御するVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)を組み合わせた、高知能化バルブタイミング・リフト機構i-VTECシステム。これを核に、吸排気効率を高めるとともに高圧縮比化することで、206PSの高出力を達成しました。しかも、優れた燃焼効率によって低燃費と、国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」の優れた環境性能を実現しています。   206PSの高出力と優れた環境性能を両立した、2.4L DOHC i-VTECエンジン。
■エンジン性能
  アコード アコードツアラー
最高出力(kW[PS]/rpm)〈ネット値〉 151[206]/7,000 151[206]/7,000
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm)〈ネット値〉 232[23.7]/4,300 232[23.7]/4,300
10・15モード走行燃料消費率(km/L)(国土交通省審査値) 11.8(24TL*1、24E)/
11.4(24iL、24TL・SPORTS STYLE)
11.4
JC08モード走行燃料消費率(km/L)(国土交通省審査値) 11.2*2 11.0
燃費基準達成レベル 「平成22年度燃費基準+5%達成車」
(24iL、24TL・SPORTS STYLE)*3
「平成22年度燃費基準+5%達成車」
排出ガス認定レベル 国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定 国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定
*1 装着するメーカーオプションによっては、11.4km/Lとなる場合があります。
*2 24iL、24TL、24TL・SPORTS STYLEは、装着するメーカーオプションによっては、11.0km/Lとなる場合があります。
*3 24TLにおいても、装着するメーカーオプションによっては、「平成22年度燃費基準+5%達成車」となる場合があります。
吸排気効率、圧縮比を高め、高出力化・高トルク化を達成。
吸気、排気両バルブの大径化やバルブタイミング・リフト量の最適化などにより、吸気流量を9%、排気流量を15%向上。さらに、ピストンオイルジェットの採用や冷却水流路の工夫によって耐ノッキング性を高め、11.0という高圧縮比を実現。燃焼効率を向上し、従来モデルに対して、6PSの高出力化と全域にわたる高トルク化を達成しています。
比較数値は従来モデル比 Honda測定値
 
■2.4L DOHC i-VTECエンジン性能曲線比較図
2.4L DOHC i-VTECエンジン性能曲線比較図
国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得した優れたクリーン性能。
シリンダーヘッド内で燃焼ガスを集合させるエキゾーストマニホールド一体構造とし、その直下に高耐熱キャタライザーを設置。燃焼ガスの熱損失を低減し、キャタライザーの早期活性化を実現することでコールドスタート時の浄化性能を高めています。また、リニアA/FセンサーとO2センサーに加え吸気側にエアフローメーターを採用し、きめ細かく空燃比を制御。さらに高霧化インジェクターを採用するなど燃焼ガスそのものをクリーン化しています。  
■排気ガス浄化システム構造図
排気ガス浄化システム構造図
エンジンの力強さを引き出し、操る楽しさを広げる、5速AT+パドルシフト(照明付)を全タイプに採用。
エンジンの全域にわたる高い動力性能を引き出すために、高回転・高トルクに対応した5速オートマチックトランスミッションを採用しました。主要部品のほとんどを新設計し、2速と3速のクラッチ枚数を増加するなど高回転・高トルクに対応。また、ロックアップ領域の拡大に加え、ロックアップアシストスプリングの採用により、ロックアップする際の応答時間を大幅に短縮。低フリクションクラッチの採用と合わせ、低燃費にも大きく貢献しています。さらに、マニュアル感覚の変速が行えるパドルシフトを備え、操る楽しさを広げています。  
パドルシフト   パドルシフト
パドルシフト
加速の鋭さを、さらに高めるギアレシオ設定。
従来モデルの5速ATに対して2速ギアをローレシオ化することで、加速性能を向上させました。エンジンの出力特性を活かした設定で、燃費性能を損なうことなく動力性能を高めています。
Dポジションでもパドル操作が行える、高知能なパドルシフト制御。
ステアリングホイールから手を放さずにマニュアル感覚のシフト操作が行えるパドルシフトを採用したうえで、制御を高知能化しました。Dポジションで自動変速走行中にパドル操作を行うとダイレクトにマニュアル変速モードになり、その後のアクセルペダル操作量やリア左右輪の回転差などから直進クルーズ走行状態と判断すると、自動変速モードに復帰。セレクトレバー操作を必要とせずにパドル操作が行えるため、より気軽にスポーティな変速操作を楽しめます。なお、セレクトレバーでSポジションを選択してパドル操作をしたときは、自動変速モードに復帰しないマニュアル変速モードとなります。  
■パドルシフト制御 作動イメージ図
パドルシフト制御 作動イメージ図
ワインディングなどでの走行時に不要な変速を抑える、コーナリングGシフト制御。
スポーティな走行時にアクセルのオン/オフによる不要な変速を抑え、ドライバーのシフト感覚により近い変速制御を行うシフトホールド制御をさらに進化させました。ドライバーのアクセル操作や車速変化などを基にした走行状態判定に加え、リア左右輪の回転差から旋回状態を判断。特にワインディング走行などでより精度の高い制御を可能にし、充分なエンジンブレーキによる減速やタイムラグのない鋭い加速が得られます。  
■コーナリングGシフト制御 作動イメージ図(Dポジション・パドル操作時)
コーナリングGシフト制御 作動イメージ図(Dポジション・パドル操作時)

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