ACCORD/ACCORD Euro-R/ACCORD WAGON FACT BOOK
ACCORD/ACCORD WAGON 2002.10.10


DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)採用。(24TL、24S、24T)
これまでNSXに搭載してきた電子制御スロットルコントロールシステムDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)。アクセルペダルによるスロットルバルブのコントロールをセンサーによって電気信号に変換し、ECUで車速やエンジン回転数などから走行状況に最適なスロットル開度を算出。アクチュエーターがスロットルバルブをダイレクトに制御することで、より緻密でリニアなスロットルコントロールを可能にします。さらに、5速ATとの協調制御やVSAとの組み合わせなどによって、走りのクォリティを大幅に向上しています。


AT車のよりリニアな走り。
DBWは走行状況に応じて適切なスロットル制御を行うため、AT車のよりリニアな走りを可能にしています。発進時や低速走行時には、アクセルを急激に踏んでもトルクショックがないようにスロットルをゆるやかに開けることで、渋滞時や車庫入れなどはよりスムーズに加速。また、高速クルーズ時からの追い越し加速などは、実際の踏み込み量よりも多めにスロットルを開けて力強い加速を行います。


DBWとVSAの協調によるトルク制御。
※ 24TLに標準装備、24Tにメーカーオプション
VSAのトルク制御は、これまでエンジンの点火タイミング、空燃比、フューエルカットなどで行っていたため、トルク低減のレベルを何段階かに分けて設定してきました。これに対し、DBWがトルク制御を担うことで無段階のトルク低減が可能となり、VSA作動時のフィーリングをよりなめらかにしています。


ツインサイレンサー採用。(24TL、24S、24T)
ツインサイレンサーを採用し、排気抵抗低減による出力向上と抜けの良いリニアな排気音を実現。また、φ85の大口径フィニッシャーによりスポーティなリアビューを演出しています。


2.4L DOHC i-VTECエンジン主要技術(24TL、24S、24T)
VTEC+VTC制御最適化
●高出力/高トルク化 ●低燃費化 ●低排出ガス化
後方排気システムとし、
ステンレス製低ヒートマス
エキゾーストマニホールドを採用

●低排出ガス化
サイレントカムチェ−ン採用
●コンパクト化 ●メンテナンスフリー化
サーペンタイン補機駆動(オートテンショナ−付)
●コンパクト化 ●メンテナンスフリー化
DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)採用
●アクセルレスポンスの向上およびスムーズ化
吸気側・排気側VTEC機構採用
●高出力/高トルク化
3ピースローラーロッカーアーム
ロアブロック構造採用
●低振動・低騒音化
●コンパクト化 ●軽量化
二次バランサ−採用
●コンパクト化
●低振動・低騒音化


高効率な燃焼特性をはじめ、低回転時には吸気2バルブの片方を休止させるVTEC機構の採用などにより、114kW[155PS]の最高出力を獲得しながら、13.8km/L(10・15モード)の低燃費を実現。平成22年燃費基準に適合しました。
さらに、エンジンの後方排気システムや外部EGRの採用などによって優れたクリーン性能を達成したことで、国土交通省「超−低排出ガス」認定を取得しています。


外部EGR採用。
燃焼安定性の向上により、より多くのEGR導入に対しても優れた安定燃焼を確保。そこでEGR量を従来に比べ2倍以上に増加。ポンピングロス(吸入抵抗損失)を低減し低燃費化に貢献するとともに、EGRにより燃焼ガス中のNOxが減少するため、キャタライザーの貴金属削減にも貢献しています。
2.0L DOHC i-VTECエンジン性能曲線図


双方のエンジンに施した性能向上技術。
●燃焼安定性の向上—バルブオーバーラップ量の最適制御などにより、すでに高い燃焼安定性を備えているi-VTECエンジン。その上でヘッドポート形状、燃焼室形状を最適化。より高速で強いスワールを生成し燃焼安定性を向上しています。これによりEGR量の増加や遅角点火を可能にし、排出ガスのクリーン化および燃費の向上を実現しています。

●二次バランサー採用—エンジンの振動や騒音を抑える二次バランサーを採用。またオイルパンを新設計し油面を下げることで、バランサーシャフトがオイルを攪拌(かくはん)することによる出力損失を最小限に抑えました。

●高精度空燃比制御—燃焼ガス中のO2濃度測定において、O2センサーでは不可能だった理論空燃比に対する誤差量の測定が可能なリニアA/Fセンサーを採用。このリニアA/FセンサーとO2センサーの併用によって高精度な空燃比制御を実現しています。

●コールドスタート時の排出ガス中の有害物質低減—燃焼安定性の向上による遅角点火や後方排気レイアウトなどにより燃焼ガスの熱損失を低減。キャタライザーの早期活性化を実現し、コールドスタート時の浄化性能を高めています。
エンジンラインアップ



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