Honda独創のVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)に加え、吸気バルブタイミングの位相をエンジン負荷に応じて連続的に制御するVTC(可変バルブタイミング・コントロール機構)を組み合わせた、高知能化バルブタイミング・リフト機構、i-VTECシステム。 VTECによる吸気バルブタイミング・リフト機構と、VTCによるバルブオーバーラップと閉じ角の負荷制御を、より緻密に行うことで、「高トルク」「低燃費」「低排出ガス」を極めて高次元で達成しています。アコードでは、この3つの特性を基本に、吸気側・排気側ともにVTECを採用し、力強さをさらに追求した「2.4L DOHC i-VTECエンジン」と、吸気側にVTECを採用し、低燃費・低排出ガス性能をより高めた「2.0L DOHC i-VTECエンジン」を設定。 2つのエンジンとも、こうしたi-VTEC機構を核に、燃焼安定性の向上や空燃比の高精度制御、二次バランサーの採用といった共通技術に加え、それぞれ専用のチューニングを施すことにより、よりいっそう特性を高めたエンジンに仕上げています。 |
ハイパワー&全域トルクフル。このゆとりをぜひ体感してほしい。 | ||
通常、走りと燃費は相反する性能であり、200PSという高出力でありながら低燃費を実現させるという目標は、エンジンだけで達成することはできませんでした。 ボディチームには空力、転がりの改善、軽量化などの面で協力してもらいました。 ミッションチームとは合同でドライバビリティを損なわずに燃費を良くするよう、変速特性、ロックアップのセッティングなど時間をかけて熟成させました。また、このエンジンはDBWの採用により、走りの細かい味付けが可能となったため、シャシーチームと合同で試行錯誤を行ない、スムーズな走りを基本に、それに加えパワフルな乗り味に仕上げるなど、高速、渋滞などさまざまな走行状況に応じた走りの設定ができました。 このように各チームと一丸となって取り組むことができたからこそ、走りと燃費の高次元での両立を達成することができたと実感しています。 |
アコード・シリーズのエンジンラインアップの中核をなす2.4L DOHC i-VTECエンジン。 DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)や吸・排気側VTEC機構の採用などにより全域トルクフルな特性を獲得しています。 しかも、12.0km/L(10・15モード)の低燃費を達成するとともに、国土交通省「優−低排出ガス」認定を取得。 スポーティな走りと環境性能に優れたハイクォリティなパフォーマンスを実現しています。 |
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排気側にもVTEC機構を採用。 |
吸気側に加え排気側にもVTEC機構を採用することで、全域にわたって高い吸・排気効率を実現。よりスポーティで上質な走りを獲得しています。 |
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