- 2.0L VTEC LEVエンジン:
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排出ガスを高温のまま処理するシステムや浄化特性に優れたキャタライザーなどによって排出ガス中の有害物質を大幅に低減し、世界最高水準の低公害ガソリンエンジンを実現。
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アコード&トルネオ
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2.0LEV
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総排気量:cm3 |
1,997 |
最高出力(ネット値*):PS/rpm |
145/6,000 |
最大トルク(ネット値*):kgm/rpm |
18.2/5,000 |
10・15モード走行燃料消費率(運輸省審査値):km/L |
12.4 |
*
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ネットとはエンジンを車両搭載状態で測定したものです。 |
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燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。したがって走行条件等により異なります。 |
排出ガスのクリーン化を徹底的に追求し、
従来の1/10レベルという画期的な低公害性を実現した、
新開発2.0L VTEC LEV※エンジン。 |
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ホンダでは「排出ガスに含まれる有害物質を従来(国内自動車排出ガス規制値)の1/10レベルまで低減する」という独自の基準を設け、それを満たしたクルマを「HONDA LEV:低公害車」と位置づけています。これは7都県市/6府県市指定低公害車基準より、さらに低い値を設定したもので、自ら高い目標を掲げさまざまな技術を積み上げていくことでひとつずつクリア。その結果、10・15モードで比較した場合、有害物質であるCO、HC、NOxを従来の1/10レベルまで低減することに成功。優れた低公害性を達成しています。(アコード&トルネオ2.0LEV)
※LEV=Low Emission Vehicle |
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◆2.0L VTEC LEVエンジンおよび吸排気システム構造図
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中空二重構造

(1)
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(2)
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■VTEC機構をベースに高効率な排気システムにより、
排出ガスの飛躍的なクリーン化を実現。 |
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低燃費と高出力を両立した2.0L VTECエンジンをベースに、排気システムに高効率な排出ガス浄化機能を持たせた2.0L VTECLEVエンジン。低回転時は吸気バルブの片方を休止状態にしてスワールを生成し、安定した燃焼を得るVTEC機構。この効果を活かしたうえで、まず高精度A/F制御や吸気ポート壁の付着燃料補正空燃比制御、さらにO2センサーによって常に適切な理論空燃比をコントロールすることにより、エンジン始動直後からさまざまな走行状況まで常に適切な空燃比が得られ、より高効率で安定した燃焼を実現。吸気の段階から排出ガスの浄化性を考慮し、完全燃焼化を追求しています。そして電動EGRや排出ガスの温度を高温に保ったまま送り出す低ヒートマス・プレスエキゾーストマニホールドによって効果的に排気し、最終的には触媒の反応面積をより広くした600セル・キャタライザー(モノリスタイプ三元触媒)が優れた浄化性能を発揮。2.0L VTECエンジンの燃費性能や出力特性はほぼ同等に保ちつつ、排出ガス中の有害物質を大幅に低減した低公害エンジンを完成しています。
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新開発、低ヒートマス・プレスエキゾーストマニホールド。 |
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排出ガスを浄化するキャタライザーは高温の状態でより効果を発揮します。そこでエンジン始動直後から浄化性能をフルに発揮させるために、排出ガスの温度低下を抑える、低ヒートマス・プレスエキゾーストマニホールドを開発しました。マニホールドが熱を奪わないようにするために、完全中空二重構造とし、さらにそのインナー側を薄肉化。排気効率を低下させることなく、排出ガスを高温に保ったまま素早くキャタライザーへ送り出します。 |
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新開発、600セル・キャタライザー。 |
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キャタライザーの浄化性能は、排出ガスが接触する表面積が大きい、つまりセルと呼ばれる格子の1平方インチあたりの数が多いほど、より効果的といえます。このLEVエンジンには、国内では最も比表面積の大きい新開発の600セルタイプを採用することで排出ガスの触媒への接触面積を拡大し、よりクリーンな浄化性能を獲得しています。 |
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■2.0LEV諸元値と国内自動車排出ガス平均規制値との比較(10・15モード時)単位:g/km

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