- 1.8L VTECエンジン:
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吸気1バルブ休止のVTEC機構を核に新構造の吸気システムなどにより、低燃費を実現。
同時にCO2の排出量を大幅に低減。
高回転時には高出力を発揮。
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アコード&トルネオ
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1.8VTS
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総排気量:cm3 |
1,849 |
最高出力(ネット値*):PS/rpm |
140/6,100 |
最大トルク(ネット値*):kgm/rpm |
17.2/5,000 |
10・15モード走行燃料消費率(運輸省審査値):km/L |
15.6(AT車) 16.2(MT車) |
*
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ネットとはエンジンを車両搭載状態で測定したものです。 |
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燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。したがって走行条件等により異なります。 |
低燃費・低公害・高出力をハイレベルで実現した、
VTECテクノロジーの最新進化。
新開発、1.8L VTECエンジン。 |
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低燃費化と高出力化という、エンジン技術の不変ともいえるこの2つのテーマに、さらに低公害化という課題を加え高次元で達成するために、これまでにない高い目標を掲げてエンジンの高効率化を追求。VTEC機構を核に新たな希薄燃焼技術や高出力技術を投入し、飛躍的な低燃費とハイパワーを合わせ持つ、1.8L VTECエンジンを完成しました。新採用のエアアシストシステムによって燃料の微粒化を図り、さらに低・中回転時には吸気1バルブ休止と新構造の吸気ポートにより混合気を高いスワール比で吸入することで、安定した希薄燃焼を実現。優れた燃費性能を獲得するとともに排出ガス中の有害物質を低減しました。一方、高回転時には高効率な吸気特性などによって高出力を発揮します。エコノミーで実用性が高く環境に配慮したうえ、スポーティな走りが楽しめる、新世代のエンジンを完成しています。
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1.8L VTECエンジン カットモデル
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■希薄燃焼限界を向上させた、エアアシストシステム。 |
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より安定した希薄燃焼を得るために、インジェクターにエアアシスト機構を採用しました。ロータリー・エアコントロールバルブが開き、吸入されたエアの一部を取り入れてインジェクターのスプレーフォームに高い流速のフレッシュエアを供給。噴射された燃料の噴霧粒径を、従来の約1/4にまで微粒化することが可能となりました。これにより、シリンダー内へより均等な希薄混合気を吸入することができ、安定した燃焼を実現。さらにPGM-FIによる吸気ポート壁の付着燃料補正空燃比制御などにより、希薄燃焼の限界を高めることに成功しました。また、インジェクターの小型・軽量(従来比-50%)化とともに、レスポンスをより高め、微少流量域の特性の向上も図っています。 |

◆エアアシストシステム図
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■高回転時にはスポーティな走りに応える、
最高出力140PS/6,100rpmを発揮。 |
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ひとたびアクセルを踏み込むと、高速用バルブタイミング・リフトに切り換わり2バルブで吸気。優れた燃焼効率でハイパワーを生み出します。インテークマニホールドは管長を短く、径を各部位で最適に設定し、さらに吸気ポートをほぼストレートな構造として吸気効率を高めるとともに、圧縮比を9.3に設定。伸びやかで力強いパワーを発揮し、スポーティな走りを可能にしています。 |
エンジン性能曲線図(1.8VTS)
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