ASCOT, ACCORD, ACCORD INSPIRE, VIGOR
- 1989.09
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変わらない信頼。
防錆対策などを徹底したロングライフボディ。

亜鉛メッキ鋼板使用箇所
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いつまでも美しく、耐久性に優れたボディを実現するために、NEWアコード/アスコットは、徹底した防錆対策と耐劣化性能の向上をはかっています。防錆面では、ボディの表面処理鋼板の大幅採用や、部品を大幅に樹脂化。さらにはボディ下面の全面アンダーコート処理、入念な防錆ワックス処理など、十分な対策をほどこしました。その結果、すぐれたロングライフボディを獲得。いつまでも変わらない高品質と高性能を実現させています。
ボディ表面処理鋼板の大幅採用。 |
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ロングライフボディの基礎となる、防錆性能に優れた両面溶融亜鉛メッキ鋼板と、エクセライト(亜鉛ニッケル2層メッキ)を、ルーフ、フロアをのぞくすべての外板に採用。そのボディ表面処理鋼板は70%(重量比)にも及び、徹底した防錆処理を実現しています。 |
合わせフランジレス・アンダーボディの採用。 |
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つねに石ハネや水ハネにさらされているアンダーボディは、当然、錆の発生率も他の箇所に比べて格段に大きなものになっています。NEWアコード/アスコットは、防錆に対する発想を転換。錆の発生を抑えるのではなく、錆の発生源を無くすという能動的な発想を行ないました。パネルの結合部の端末である合わせフランジをボディ下部から、サイド部に移動。さらに樹脂プロテクターで覆うことで万全を期しました。加えてサイドシルの新構造化は防錆ワックスの塗布性をいっそう向上させています。次にフロアトンネル部。各パーツパネルの結合により、フランジが多数存在していたこの部分を徹底見直し。アンダーパネルを大型化、一枚構造とし、スティフナーをフロアの室内側に接合することで、合わせフランジが室内側に露出しない構造にしました。チッピングによる錆の防止はもちろん、継ぎ目をなくしたことで、内部への水の浸入、滞留を防止。重ねて、防錆効率を大幅に向上させています。 |

フランジレス・サイドシル断面
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フロアトンネル部構造比較
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サイドシル部構造比較
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アンダーボディの樹脂プロテクターの拡大。 |
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フロントバンパー下部、フロントフェンダー裏部、サイドシル部など、アンダーボディの各要所に大型樹脂プロテクターを採用。小石の飛びはねなどからボディパネルを保護し、錆を防止するとともに、雨天走行時に跳ね上げた水が、パネルにあたって不快な音を発するスプラッシュ透過音を軽減します。 |
各部分の樹脂化で、防錆を向上。 |
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フューエルリッドとバッテリーセットベースをスチール製から樹脂製に変更。防錆を向上させるとともに軽量化も実現しています。またフューエルリッドには、キャップホルダーを備えた親切設計です。 |
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樹脂製フューエルリッド |
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