ACCORD/VIGOR(MECHANISM)
- 1985.06
F-1で磨きあげたエンジン・テクノロジーを結集。
HONDA DOHCメカニズム。
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Illustration=2.0L DOHC 16-VALVE+PGM-FI |
DOHC16バルブ・クロスフロー
高性能エンジンの基本は、より多量の混合気を素早く吸入し、圧縮、燃焼させ、速やかに排出すること。
すなわち、いかに優れた吸・排気効率を備えているかにあります。
HONDA DOHCは、ボア径に対して最大級のバルブ面積がとれる1気筒あたり4バルブ方式を採用。
しかも、ボア径φ81mmに対し、吸気バルブφ33mm×2、排気バルブφ28mm×2と、
限られたボア径を極限まで生かしきるビッグバルブを採用。
また、燃焼室内のガスの流れがきわめてスムーズなクロスフロー方式を採用し、驚異的な吸・排気効率を実現。
HONDA DOHCならではのハイパフォーマンスを生み出しています。
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クロスフローシステム図 |
センタープラグ+ペントルーフ形燃焼室
吸・排気効率を高めると同時に、燃焼効率も高めなくては高性能化ははかれません。
燃焼室全体に、いかにスピーディに、まんべんなく火炎を伝播できるか。燃焼効率はそこで決まります。
HONDA DOHCは、プラグを燃焼室中央に配置。さらに、ボア径をφ81mmと設定し、同時にペントルーフ形にすることできわめてコンパクトな燃焼室を形成。
これにより9.4の高圧縮比を達成し、高出力を得ながら、しかも低燃費も実現させています。
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