なだらかな曲線の丘がつくる雄大な景観の「美瑛」、色とりどりの花が咲く「富良野」は、
北海道を代表する観光スポットとして世界的に人気のエリア。
季節ごとに変わる ”絵になる風景” は、訪れる人の心を魅了し続けています。
ぽつんと木が立つ丘の中の一本道や、起伏のあるまっすぐな道、
雪が残る山々を望む広大な花畑などを、写真を撮りながら愛犬と一緒にゆっくりめぐってみましょう。
きっと、思い出に残る一枚が撮れるはずですよ。
今回は、美瑛・富良野から帰りに立ち寄りたい苫小牧周辺スポットまで、
丘と花と馬、北海道の魅力を丸ごと楽しむ旅のクライマックスをご紹介します。
美瑛町は「丘のまちびえい」と呼ばれ、ヨーロッパの農村風景のような、なだらかな丘が連なる美しい景観が魅力の地。「パッチワークの丘」として知られる美瑛の丘は、小麦やじゃがいも、豆などの畑が織りなす農業の営みで成り立っています。
丘の上には「ケンとメリーの木」や「セブンスターの木」、「クリスマスツリーの木」などの美瑛を象徴するような “木のある風景” も多く、人気の見どころがいっぱい。インスタ映えなスポットがあちらこちらにあるので、写真を撮りながら、美瑛の丘めぐりを楽しみましょう。
※畑などの農地には決して入らないようにしましょう。
景色のよいところでは、クルマを降りて散策してみよう!
ポーズをきめて、はい、パチリ! 写真を撮りながら、のんびり丘めぐり。
静かなたたずまいの丘は、愛犬と一緒に旅をしている幸せを感じさせてくれます。
青空の下のスカッと開放的な丘は、とても魅力的な風景ですが、雨上がりや夕暮れの丘も神秘的でとってもステキ。まるでカムイ(神)が宿ったような光のアートに目を奪われてしまいますよ。
美瑛を象徴する観光スポットとして注目を集めているのが「四季彩の丘」。5月から10月にかけてのグリーンシーズンには、色鮮やかな花々が咲き乱れ、美しいストライプカーペットを見ることができます。人の営みと自然が融合したカラフルな丘は、まさに奇跡の景観。フォトジェニックなポイントもめじろ押しです。
約14ヘクタールもある広大な園内の移動には、「ノロッコ号(トラクターバス)」や「バギー」を利用する方法もありますが、広大な敷地をまわるには、愛犬と乗れる「カート」がおすすめです。色彩豊かな花畑を愛犬と一緒に自由にめぐってくださいね!
※カートの運転には普通運転免許証が必要となります。
夏のグリーンシーズンは、色鮮やかな花畑、冬のウインターシーズンは、雪化粧をした真っ白な丘の景色が楽しめます。
トラクターの運転台で、
気分は北海道ファーマー。
四季彩の丘
北海道上川郡美瑛町新星第三
0166-95-2758
4月、5月 9:00~17:00
6月、7月、8月 8:30~18:00
10月 9:00~17:00
11月 9:00~16:30
12月、1月、2月 9:00~16:00
3月 9:00~16:30
※アルパカ牧場の営業は各期間ともに閉園の30分前まで。
年中無休
300台(7月から9月末まで有料 1日1回500円)
旭川方面 国道237号線から道道824号線に入り、美馬牛駅を抜けて約5分。
富良野方面 国道237号線から沼崎道路を入り(看板あり)、踏切を超えて左折、道なりに進み約5分。
富良野と聞いて真っ先に思い浮かべるのが「ラベンダー」。紫色の絨毯を敷き詰めたようなラベンダー畑は、富良野の象徴ともいえます。ファーム富田は、ラベンダー観光発祥の地として知られており、国内外から多くの人が訪れます。
園内の奥まった斜面に広がる「トラディショナルラベンダー畑」は、ファーム富田の原点となったラベンダー畑で、富良野のラベンダーを全国に広めるきっかけとなりました。
ファーム富田のラベンダーの最盛期は7月です。
ほかの花々は4月の中旬から10月までが見頃です。
広い園内には数多くの花畑があり、春から秋にかけて、ラベンダー以外にも数十種類の花々が咲き、彩り豊かに訪れる人の目を楽しませてくれます。
広い園内を愛犬と一緒に散策することができます。
園内の「ポプリの舎」でひと休み。愛犬も入れるテラスからは、十勝連峰をバックに、花畑を一望。ニョッキなどのポテト料理やソフトクリームなどのカフェメニューを味わうこともできますよ。
日差しの強い日は、木陰でこまめに休みましょう。園内には湧き水が流れていて、愛犬が喉を潤すこともできます。ただし、水の飲み過ぎには要注意。
ファーム富田
北海道空知郡中富良野町基線北15号
0167-39-3939
8:30〜18:00 ※季節により変動することがあります。
年中無休
500台
旭川方面 国道237号線からラベンダー畑駅をめざし
「ラベンダーイーストへの案内看板を左」。
線路を超えて、基線北16号を左折後すぐ。
富良野方面 国道237号線から中富良野駅を超えて、
ガソリンスタンドENEOSを左折、
線路を超えると看板あり。
「北の国から」は、1981年から2002年にかけて大ヒットし、富良野を一躍有名にしたTVドラマ。富良野では、ドラマのロケ地となったところが一般公開されていて、今でも多くのファンに親しまれています。
富良野の森の中には、「北の国から ’89 帰郷」中で黒板五郎が石を使って自らの手で建てた「五郎の石の家」が今もそのままの姿で残されています。
撮影当時のままで保存された室内も見学が可能です。
富良野には、ほかにドラマ「優しい時間」や「風のガーデン」などのロケ地もあるので、それぞれのロケ地をめぐってみても楽しいですよ。
北海道らしい開放的でまっすぐな道を走って「五郎の石の家」へ。
愛犬と一緒に森の小径をお散歩気分で歩きます。開けた草原に出ると、遠くにポツンと石の家が。とっても絵になる風景です。
今でも五郎さんが暮らしていそうな石の家の内部。
気持ちのいい場所なので、
ちょっと散策してみましょう。
もっとも古い「北の国から」のロケスポット「丸太の家」のある「麓郷の森」
次の目的地へ向けてしゅっぱーつ!
旅はまだまだ続きます。
五郎の石の家
北海道富良野市麓郷
0167-23-3388(ふらの観光協会)
4月下旬~9月 9:30~18:00
10月~11月 9:30~15:30
期間中無休 ※冬季期間は閉鎖
入場料 500円
100台
富良野方面 国道237号線から
麓郷山部停車場線から約4km。
麓郷の森
北海道富良野市麓郷1-1
0167-23-3388(ふらの観光協会)
4月下旬~9月 9:30~18:00
10月~11月 9:30~15:30
期間中無休 ※冬季期間は閉鎖
入場料 500円
150台
富良野方面 国道237号線から麓郷山部停車場線から
約2.3km。途中左折に看板あり。
まだまだあります、
帰りに立ち寄りたい
苫小牧港おすすめ周辺スポット
苫小牧市にある「ノーザンホースパーク」は、大自然の中で馬とふれあえるテーマパークです。広い園内には、馬たちを身近に感じられる乗馬、観光馬車、きゅう舎があり、サイクリングやパークゴルフなど多彩なアクティビティが楽しめます。新千歳空港からも近く、シャトルバスも運行しているので、多くの観光客が訪れる人気スポットです。
本物の馬たちがいるきゅう舎やパラッツォ・ベガ ポニー館など、ペット連れOKの施設もあるので、ぜひ、愛犬と一緒に馬たちとのふれ合いを体験しましょう。インドア乗馬場では、雨の日でも乗馬を体験することができます。
レストランやショップも充実しているので、突然の雨でも一日たっぷり遊べますよ!
愛犬と一緒にきゅう舎を見学。馬ってこんなに大きいの?!
パラッツォ・ベガ ポニー館には、愛犬と一緒に入館できます。
愛犬と一緒に楽しめる
ハッピーポニーショー。
雨の日でも馬に乗ることができます。
馬って大きいけど、やさしいね!
愛犬は、インドア乗馬場の入り口か別室で見学。愛犬も乗りたがってる?
パーク内には、さまざまなモニュメントが飾られています。
ノーザンホースパーク
北海道苫小牧市美沢114-7
0144-58-2116
4月15日~6月30日 9:00~17:00
7月1日~8月31日 9:00~18:00
9月1日~11月5日 9:00~17:00
11月6日~4月9日 10:00~16:00
4月10日〜4月14日
入園料 大人(中学生以上)800円
小人(小学生)400円
※小学生未満、16時以降は入園無料
500台
道央自動車道 新千歳空港I.Cもしくは苫小牧東I.Cにて、
国道36号線経由で道道10号線(千歳・鵡川線)に入り、
案内看板を左折。
2019年4月19日、道東自動車道追分町ICから約3分、国道234号線沿いにオープンしたばかりの「道の駅あびら D51ステーション」。この道の駅には、北海道で最後に走った「D51 320(愛称デゴイチ)」と「キハ183系」の車両が展示されており、屋内の鉄道資料館には、貴重な鉄道資料などが展示されています。
※車両の展示は、2019年6月16日(日)より始まりました。
ベーカリーコーナーでは焼きたてのパン、農産物直売所「ベジステ」では、安平町とその近郊の農・畜産品や加工品などの特産品が販売されています。デゴイチの勇姿と地元グルメ&特産品。寄り道には絶好のスポットですよ!
追分駅を模した鉄道資料館には、追分機関区やD51 320号機に関する貴重な資料や模型などが展示されています。
鉄道ファン以外でも十分楽しめる内容ですよ。
ベーカリーコーナーでは、地元の食材を生かした焼きたてのパン、テイクアウトコーナーでは、デゴイチにちなんだ軽食やソフトクリームなどを味わうことができます。
農産物直売所「ベジステ」には、安平町とその近郊の生産者が作った農・畜産物などがずらり。ハンドメイドグッズなどもあり、お土産にはもってこいかも。
道の駅あびら D51ステーション
北海道勇払郡安平町追分柏が丘49-1
0145-29-7751
道の駅あびら D51ステーション
4月〜10月 9:00〜18:00、11月〜3月 9:00〜17:00
農産物直売所 4月〜10月9:00〜17:00
12月31日〜1月3日(駐車場および公衆トイレを除く)
気分爽快なまっすぐな道、思わずクルマを停めて見入ってしまうような雄大な風景、色とりどりなフォトジェニックな田園など。北海道では、旅の魅力がギュギュッっと詰まった、ほかでは体験できないような愛犬との旅ができそうですよね。
帰路は、苫小牧港から再びフェリーに乗って大洗港に向かいます。フェリーの旅は、時間をかけて移動する贅沢な旅。愛犬との旅をゆったり楽しみたいなら、フェリーを利用する旅はぜったいおすすめですよ!
本ページに記載されている情報は、2019年8月のものとなります。
サービス内容、営業時間など予告なく変更となる場合がございます。
フェリーで行く北海道の旅の詳細は、商船三井フェリーまたは、
さんふらわあトラベルまでお問い合わせください。