![]() |
![]() ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
リフレッシュプランに携わる技術者たち。 彼らの顔は幸せに満ちていた。 情熱を込めてオーナーの愛するNSXに息吹きを与える。 こだわれば、こだわるほど没頭できるこの仕事は、 ファクトリーの技術者冥利に尽きるというのだ。 彼らは、できることなら会社を辞すまで生涯にわたり この仕事をまっとうしたいと語った。 |
![]() |
||
![]() |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
![]() |
オーナーから頂いた感謝の手紙を胸に 今も作業を続けています。 NSXリフレッシュサービス 佐藤圭二 |
![]() |
![]() |
|||
NSXというのは、新しいスポーツカーの価値を見い出すことに挑戦したHondaのフラッグシップスポーツ。まずはその仕事に関れたことがうれしい。そして、一度お客様の手にわたったNSXに、じっくりと時間をかけ、新車の気持ち良さを蘇らせるやりがいのある仕事に携われた。手をかけて、シャキっとなったNSXを見るのは何よりのよろこびです。だから、妥協することなど考えられません。 こだわりが嵩じ、手をかけてよくなるところは、我慢できずにやってしまうんです。ステアリングギアの噛み合いのわずかな遊びの調整や内装の軋みの除去などです。すると、1ランクも2ランクも車格が上がったようになります。 あるとき、そういう細かい点を具体的に示して、すごくよくなったという感謝の手紙をお客様からいただきました。これはうれしかった。コピーをとったものを手帳に入れ、肌身離さず持っているのでもうボロボロになっていますが…。 お客様にはぜひ高根沢工場に足をお運びいただけるとうれしいですね。NSXをお預かりしたあとお客様を、駅までお送りするのですが、そのクルマのなかでNSXの使用状態などについてお話できるからです。お話の中で、メンテナンスの方向性が見えてくるからなのです。この20分ほどのひとときは、私にとって楽しく有益な時間です。NSXの話は興味が尽きませんし、少しでもお客様のNSXを知ることができるからです。 こういうお客様とのリレーションシップが行えるのは、NSXならではの魅力。ぜひ、ご体験いただければと思います。ただ、こだわりの作業ですから、お時間は十分にかけさせてください。まずは、ベルノ店にご相談をお願いします。 |
|||
![]() |
![]() |
![]() |
趣味でもオーディオに凝り、 クルマのレストアを行い このプランのために感性を磨く。 完成車検査 正田浩通 |
![]() |
![]() |
|||
私の検査の仕事は感性が命です。特に世界第一級の性能を持つNSXの検査は、繊細な神経で微妙なフィーリングまで詰めていかなければなりません。そのために、オーディオやクルマのレストアを趣味に持ち、技術者としての感性を常に研ぎ澄ましています。趣味に没頭する言い訳じゃありませんよ(笑)。 このプランでは、佐藤の意気込みに影響され、きわめて厳しい検査を行っています。走りはもちろん、オーディオの音質まで厳しくこだわりますね。特にステアリングフィールは、リフレッシュする前後で大きく違ってくると思います。テストコースで、足回りを十分に動かすこともいい影響を与えているようです。 NSXを、じっくりと長年所有してから、リフレッシュの感動を味わってください。その方がリフレッシュを受けたあとの感動が大きいと思います。 |
|||
![]() |
![]() |
![]() |
NSXも歴史を刻み、バックオーダーを 抱えるようになったリフレッシュプラン。 NSXリフレッシュサービス 福田義信 |
![]() |
![]() |
|||
NSXも発売されて12年が経過し、長く乗っていただいているオーナー様、中古車として取得されたオーナー様などからリフレッシュプランの依頼が増え、いまではおよそ半年待ちの状態です。こだわりの作業ですから時間を省くことができません。そこで佐藤に加え私が新たにリフレッシュプラン担当となりました。 私は高根沢工場で、NSXの組み立てを行っていました。当然リフレッシュプランの存在を知っており、身内でありながら「何で1台に1カ月もかかるのか」と疑問に思っていたのです(笑)。それが、この現場にきてようやくわかりました。これほどきめ細かな作業を行っているとは…。それに、工場での組み立てとは逆に、それを取り外す作業は予想以上に大変。皆さん、じっくりと構えてリフレッシュとおつき合いください。 |
|||
![]() |
![]() |
![]() |
外板を外し、汚れを落とし、下処理をして塗装。 |
![]() |
![]() |
|||
NSXの外観リフレッシュが入ると、気持ちを切り替えることからはじめます。集中力を高めないと、きめ細かな作業ができないからです。塗装の前に“足付き”といって、ペーパーで細かな凹凸をつけるのですが、NSXの場合、最高にきめの細かい800番で水を掛けながら研ぎます。 その研ぎで、もともとツヤのない足付き面をいかに輝かせるかが勝負。光が乱反射しにくいほどの平滑な面に仕上げなければ、NSXの塗装面の美しさは出ないのです。その処理が悪いといくら重ね塗りをしても、それを隠すことはできません。下地処理だけで普通のクルマなら1日のところを、1週間はかかります。塗りも均一に仕上がるよう細心の注意を払い、納得いかなければやり直します。一度お客様からあまりの美しさに感動したとの声をいただき、大きなやりがいを感じています。 |
|||
![]() |
![]() |
|“Refresh Plan”トップへ|究極のクオリティ| |
![]() |
![]() |
![]() |
|NSX Press29の目次へ|NSX Pressの目次へ| |
![]() |