Congratulations! 10th Anniversary NSX
photo 黒澤元治

NSXは誕生以来さまざまな功績を築いてきました。単に世界トップレベルのピュアスポーツが日本から生まれたという事実だけでなく、ニュルブルクリンクを超える厳しいテストコースを鷹栖に生み、NSX以降のHondaのクルマのシャシー性能を高めました。この恩恵は世界に及んでいるでしょう。そして、ミーティングなどを通 じて今までサーキットと縁がなかった人にまで走る楽しさを知らしめたことです。サーキットに足を運んだとき、別 の方から“NSXのオーナーはみんなドライビングがうまいね”と言われます。そんなとき、本当に10年間続けてきてよかったなと思います。一緒になって盛り上げてくれたオーナーの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
photo 今宮純

当時、F1で無敵を誇っていたHondaがつくるリアルスポーツと聞いてすぐさま購入を決意。90年10月18日からNSXオーナーであり続けています。その素晴らしさに心酔はしているものの、世界を飛び回る仕事柄どうしても走行距離は伸びず、見た目はまったく新車同様です。この間にNSXは驚くほど進化し、初期型の所有者としても嬉しく思います。原点があってこその正常進化。そう考えればこそ所有し続ける悦びがあるわけです。NSXは、私の身近にあってHondaの誰にも負けない情熱をダイレクトに想起させてくれる大切な存在です。
photo 清水和夫

10年前から付き合っているオーナーがたくさんいますが、みんな年齢を重ねましたけど、マインドはぜんぜん変わっていないですよね。NSXはみなさんにとって、素晴しく効くドリンク剤みたいなものだと思います。レガッツオーニさんみたいに、障害を持たれても走りを楽しもうとする。スポーツカーって、人生にもたらす影響って大きいですよね。それはHondaならではのこういったイベントというかカルチャーを育てる取り組みがあるからですね。あと100年は続けていかないと…。でもまず10年。その意味でNSXの第一歩は意味があります。オーナーのみなさんには心からおめでとうと言いたいですね。
photo 館内端

NSXの素晴らしさは、まずは本格的な日本のミッドシップ・スポーツカーであること。NSXが誕生してから、少しづつ世界が動いてきたのを丹念に見てきた者としては、かつてない誇りを感じています。 そしてもうひとつは10年もの長い期間に渡って作り続けていることと、NSXを愛し続けるたくさんのオーナーとファンが存在することでしょう。いずれも、これまでの国産車ではありえなかったことです。これからは、こうしたことが普通 になるよう、ますますの発展をお祈りします。
photo ポール・フレール

NSXが10周年ということを聞いて、初期開発モデルのニュルブルクリンクでのテストに招待された時のことを懐かしく思い出しました。それまでのスポーツカーのイメージを一変した、とても魅力的なNSXに感銘を受けたことを覚えています。また、ニュルブルクリンクにおける私個人のコースレコードは、NSXによって達成されたものなのです。10年を経た今日でも、依然としてNSXは世界有数の素晴らしいエンジンと絶妙なバランスを有する、俊敏で、速くて、最も楽しいスポーツカーの1台。しかし きっと近い将来に、Hondaが新しいNSXを作って世界をあっと言わせてくれると信じて疑いません。
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NSX Press vol.26 2001年3月発行