Congratulations! 10th Anniversary NSX
photo 光貞秀俊

NSXは、GTマシンがそうであるようにドライバビリティに優れていて、コーナリングが実に気持ちよく決るスポーツカーだと思います。パレード走行などで先導しているだけでも、かっちりとした乗り心地はドライバーをわくわくさせるのに十分だし、品質が高いこともあり、“さあ、走ろうか!”という気にさせてくれるスポーツカーです。とても自然に。思い起こすと、そういうスポーツカーはなかった。本当に新しい価値を創造したと思いますね。こういう素晴らしいクルマを、サーキットで解放できるなんて世界で何人が体験できるかわからないほど貴重なことだと思います。
photo 伊藤大輔

僕は2000年にGTでかなりいい所にいけたんですけど、それもNSXの運動性能がよかったからだと思います。本当はプライベートでもNSXに乗りたいのですがまだ持っていないので、いつかは…と思っています。オーナーのみなさんは、とても素晴しいスポーツカーに乗っているのですから、いいクルマに乗っているんだということを実感されて、ぜひその素晴しさをこれからも満喫していただきたいなあと思います。本当に素性がいいですからね、大事に大いに楽しんでもらいたいですね。うらやましい限りです。
photo 岡田秀樹

GTの初期の頃にNSXで闘い、ル・マンでも乗りましたし、僕にとっては特別の思い入れがあるクルマですね。長年ホンダの様々な仕事に携わってきてNSXを最初から見ていますが、10年変わらないこともすごいと思います。この後どうなっていくかわかりませんが、個人的にはV10みたいなエンジンが載ったのも面白いと思いますし、かといって限られた人にしか乗れないクルマではNSXではないと思います。もしこれからつくったりするのであれば、開発の方は大変だなと思いますね。でも期待も大きいですね。僕はクルマがすごく好きですから、NSXの今後はすごく興味があり楽しみにしています。
photo 山野哲也

オーナーのみなさんには、こういう素晴らしいクルマに出会えて心からおめでとうといいたいですね。僕も2000年はNSXで全日本ジムカーナのチャンピオンになりましたが、これはジムカーナ史に残る結果だと思います。誰もがNSXで勝てるなんて思っていなかったのですから。僕はあえてそこに挑戦したわけですが、NSXというクルマのポテンシャルの高さを証明できたと思います。10年経っても新鮮でかっこいい。そんなクルマはないと思います。ドライビングを楽しむステージも用意されていますし、本当にみなさん幸せですね。
photo 佐藤久美

私は、NSXのミーティングやフィエスタのお手伝いをしてもう長いのですが、NSXのイベントに参加されている方っていい方が多いんです。同乗走行しても素直に驚いたり、楽しそうにしますし、ドライビングのことをお話するとそれこそ真剣そのものです。みなさん一生懸命走りますしね。一日を終えても、さわやかな気持ちでいられます。それは、インテグラやシビックのミーティングでもそうです。彼らがNSXのようなスポーツカーに乗れるようになったとき、そのステージがもっと盛り上がっているといいですね。ぜひそう願います。
photo 大井貴之

この前のNSX fiestaで、NSXなどを試乗するプログラムを1日目に担当しました。コースの安全性を確認するとき、試しにトラクションコントロールをオンにしてタイプSで走ってみたのですが、スポーツ走行してもまったく問題ないんですよ。TCSが大きく進化していたことに気づいたんです。これは、電子制御の進化だけでなく、タイヤやシャシーのバランス、ボディ剛性がすべて進化したからだと思います。NSXの内面が確実に進化しているんだなというのをTCSを通じて改めて認識しましたね。何かその辺りにNSXのすごさを感じました。こうした集まりも含めてひとつの財産だと思います。
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NSX Press vol.26 2001年3月発行