NSXのイグニションをオンにしたあと、中村氏はどこに行くにも必ずナビゲーションで目的地を設定する。すぐ近くでも、どこでもだ。すると時々、今まで通っていた道と違う未知なる道を案内してくれる。自宅のすぐ周辺でも、こんな道があったのか…という発見があるのだ。しかも、必ず音声ガイダンスを使用するため、自身はドライビングに集中。ルートを気にせず思う存分走りを楽しめるというわけだ。
「どこかを走っていて、脇道に入ってみたくなることがあります。でもルートをそれることになかなか踏ん切りがつかないもの。ところがナビがあると安心して入っていけるんです」と中村氏。走る歓びと、未知なる道への冒険の融合。NSXにナビゲーションシステムを搭載すると、こういう素晴らしさがあったのだ。ごく近場でも発見につぐ発見だが、遠方のワインディングへ走りに行く場合も面白い。目的地を設定しながら、わざとルートをそれてみるのだ。するとナビは新しいルートを再計算する。そこでまた新たな道が浮かび上がる!滅多に行かない高速道路でも、レーンチェンジにとまどうことなく走りを楽しめる。渋滞も把握できる。中村氏のNSX
LIFEは、まさに100%ナビに頼っているといえる。
そして、オーナーズ・ミーティングで全開。年に数度、胸のつかえを取り除いている。いきなり参加したミーティングでは、サーキットのライン取りもままならなかった。一般道で新たな道の発見に感動しつつ、サーキットでもさらなる感動を得るため、中村氏は研究を重ねている最中である。
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