スポーツカーだからNAVIがいる。

中村泰啓氏は、結婚当初サバンナRX-7(リトラクタブル初代型)を購入し走りを楽しもうとしたが、家族の反対によりわずか5,000キロ走っただけで売却。泣く泣くユーティリティ重視のセダンオーナーとなった。その後MT仕様の4ドアカーを、走りとユーティリティをどうにか兼ね備えるクルマとして5年間所有するが、諸般の事情からワンボックス1台とセダン1台のオーナーとして多くの年月を過ごしてきた。この間、溜まりに溜まった走りへの熱望が成就したのは昨年5月。スポーツカーオーナーへの夢は、奥様の快諾によるNSX購入によって実現したのである。プラチナホワイト・パールのNSXクーペ、MT。ポルシェも、フェラーリも含め長年検討に検討を重ねた上での決断である。このとき中村氏の胸には、「NSXで夢のサーキットを走りたい!」それしかなかった。何しろ注文書とともに、オーナーズ・ミーティングの応募をしたくらいである。
そこまで走り好きなら、何ゆえにナビゲーション?と思われるだろう。その答えは実にシンプル。すでに所有していた2台がどちらもナビゲーションシステム搭載車であり、彼のなかでナビのないクルマは“何か足りない”クルマとなっていたからだ。NSXを購入することを決断し中古車も含めて検討をしていた中村氏にとって、ナビゲーションシステムのオプション設定はまさに福音。しかもVICS対応である。そして実際にNSXで使用してみて、感動の境地にいる。「スポーツカーだからこそナビがいる」との心境である。



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NSX Press vol.21は1998年3月発行です。