さらに今回、サスペンションのスプリング、ダンパーを硬くするチューニングや電動パ ワーステアリングの操作感の向上により、NSXの真骨頂ともいえる操縦性も高められてい る。ステアリングを切ったときの荷重移動のスピードが早められ、よりドライバーの操作 にリニアなコーナリングが可能となった。また、限界領域のステアリングインフォメーシ ョンとコントロール性も煮詰められている。たとえばオーナーズ・ミーティングに参加 し、サーキット走行などでぎりぎりのコントロールをした場合でも操舵感が保たれやすく なり、扱いやすさが向上するセッティングである。

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NSX Press vol.19は1997年3月発行です。