何よりシフト操作は、操る歓びを高めてくれる重要なファクターであるから、やはり6速化は魅力である。特に、NSXオーナーズ・ミーティングの常連の方々にはこたえられないだろう。ミーティングのカリキュラムのひとつ、サーキットドライブにおいて、各コーナー立ち上がりのシフトアップはもちろん、コーナー進入を決めるヒール&トゥを使ったシフトダウンも、6速ならではの小気味よさを味わえる。鈴鹿の130Rを抜け、シケインへの進入で一気に2速へ落とすシフトダウンも、6速からだと醍醐味が違ってくる。
|NSX Pressの目次へ|NSX Press Vol.19の目次へ|