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                             こうした進化技術によるドライバビリティの向上を支えるのが、基本となるボディである。冒頭に述べたとおり、タイプTの補強部材を一部使用することによって、ボディ剛性は一段と高められた。 
                                しかし、一方で軽量であることが、NSXの存在意義でもある。剛性を高めるボディ部材は、そのまま重量増加の要因となった。また、たとえ、DBWがアクセル関連システムを軽量化したとはいえ、以上のような進化技術を追加した場合、通常、重量増加は否めない。しかし、NSXはそれを潔しとしなかった。 
                                重量増加を抑えた主な項目は、これまでスチールだったリアバンパービームのアルミ化と、パワーステアリングユニットの統合、スターターモーターの軽量化、エンジンルームファンの廃止(5MT)などである。これらにより重量増加分をキャンセルした。 
                            さらに先鋭となった、エキゾーストフィニッシャー 
                                今回、エクステリアの変更はこの1点のみ。鋭角なカットでよりスポーティなデザインとなった。 
                              
                            耐フェード性アップのためにスプラッシュガードにベントホール 
                                フロントのベンチレーテッド・ディスクブレーキのスプラッシュガードに通気のためのベントホールを追加。さらに、耐フェード性を向上させた。 
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